スポーツブラの必要性


下垂れの原因になる「クーパー靭帯」の損傷を防ぐ

■乳房を適切な位置に維持する

  スポーツブラは、本来、乳房を適正な胸の位置に固定するサポート機能が必要です。

  乳房の揺れを守り、形を保つ、胸の靭帯(クーパー靭帯)を、激しい胸の揺れによって
  切れたり伸びたりするのを防ぎ、下垂れを抑える機能です。

  但し、スポーツブラを着用する事によって、下垂れを必ず防げる訳は有りません。


■クーパー靱帯への負担を軽減

  運動時に、スポーツブラを着用せず、乳房の固定を怠ると、「クーパー靭帯」に負担が掛かり過ぎて、
  靭帯が伸びてしまいます。年齢が若くても下垂れる事が有ります。

  「クーパー靭帯」が、切れたり伸びたりすると、二度と自然に元に戻る事はありません。
  手術で元に戻すしかありません。


■下着用のブラでは揺れを抑えるには不十分

  下着のブラジャーは、スポーツ用では有りません。スポーツ用に出来ていない為、激しい動きの
  スポーツでは、乳房を胸の位置に固定し、揺れを防ぐには不十分です。

  運動時には、自分の足に合う運動靴を履きます、スポーツブラを着ける事は、それと同様に重要です。



イギリスのポーツマス大学の研究

多くの女性が、「適切なブラを着けずにジョギング等をする為に、それが原因で乳房が下垂れしてしまう可能性
がある」と、イギリスのポーツマス大学の研究チームが発表しました。

■ジョギング等によってクーパー靱帯を痛める

  研究チームは、3Dフィギアを作り、それを元に実験し、その結果、ジョギングによって、女性の胸の
  クーパー靱帯を痛める事が分かったそうです。


■平均9cmも乳房が上下運動する

  女性が1マイル(約1.6km)走ると、乳房は13500回も上下に弾み、平均で9cmも上下する事が
  分かったそうです。

  女性の胸は平均で200g〜300gの重さがあり、この上下運動が「クーパー靱帯」にダメージを
  与えてしまうそうです。


■上下運動が半永久的に乳房のたるみにつながる

  研究チームによると、このような胸の上下運動は、一時的な痛みと不快感をもたらしましたが、
  それだけではなくて、半永久的な乳房のたるみにつながっている事が分かったそうです。


■適正なスポーツブラの着用で78%ものショックを吸収

  ノーブラに比べ、普通のTシャツブラをつけると、胸の弾みが38%減少し、ショックを吸収する適切な
  スポーツ専用のブラを着けると、実に78%ものショックを吸収する事が分かったそうです。

  研究をしている、Joanne Scurr博士によると、「女性が、スポーツ等をする時には、この様な意識を
  持つことが大切」と言っています。



乳房の揺れ具合を視覚的に見る事が出来るホームページ

Shock Absorber

  運動レベル別に、乳房の揺れ具合を視覚的に見れる、Shock Absorberのサイトを参照して下さい。
  運動をする時に適切なスポーツブラを着用しないと、乳房がこんなに揺れてダメージを受けてしまう
  事が良く分かります。

  見る方法は簡単です。
  @ Flashが終了後、中央をクリックしたら、「カップの大きさ」を選びます。
  A 「Light」 「Medium」 「High」 「Extreme」 の4つの運動レベルから選びます。

  動き自体は全部同じみたいです。
  下の項目の「SWITCH VIEW」をクリックすると、正面から横向きの動きに変わります。