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2008/07/20 13:10 KST
韓国の独島領有権に異論の余地なし、韓首相が強調


【ソウル20日聯合】韓昇洙(ハン・スンス)首相は20日、「独島は歴史的、地理的、国際法的にわが固有の地で、あれこれあげつらう理由はない。実効的に支配しており、独島領有権に対しては異論の余地がない」と強調した。

 総理公館で開かれた政府・与党・青瓦台(大統領府)高官会議に首席した韓首相は、日本の文部科学省が歪曲(わいきょく)された意志を露骨に表明したことに問題の深刻性があるとしながら、韓日の善隣友好関係と北東アジア平和を害することを日本政府が行っていると指摘した。また、「日本が独島を国際紛争地域にしようという意図をもっているだけに、長期的、戦略的に対応しなければならない」と述べ、国会で党を超えた問題として対処するよう求めた。政府は独島の実効支配を強化し、長期的な視点で具体的な対応策を作るとの方針を示した。

 また、北朝鮮・金剛山地域での韓国人観光客射殺事件については、これまで多大な予算を投じ北朝鮮への支援を拡大し、1998年からの金剛山観光は支援の象徴のようになっていたとした上で、「しかし、平和統一という希望が今回の事態で踏みにじられるのではないかという感じがする」と述べた。国民の生命と安全を保障することが何より重要で、事件の真相を明らかにすると同時に責任の所在を明確にし、再発防止策を講じなければならないとした。それまでは金剛山観光を再開せず、さらに開城観光を含め南北交流協力事業全般に対しても可能な措置があるか検討することになると説明した。

会議冒頭で発言する韓首相=20日、ソウル(聯合)