2008年6月18日(水)
騙されやすい
実は、自閉症は最も騙されやすいと言うことで知られている。
実際、騙されてカモにされた例は何例も報告されていて、如何に騙す人間から保護するかも、保護者の問題でもある。
騙されやすい自閉症。しかし、自分で自分を騙せない。これはどういうことか。そこには知能の大きな働きがある。
ある程度の知能を持つアスペルガー症候群、つまり私たちは、今まで大人になるまでに、数限りなく騙されてきた。
その時は、自閉症の特性であることなど露も知らず、ただただ自分の知能、知性の低さで騙されたと考えてきた。
それが、擬似的に知能が作り上げた擬似SAMの働きをする。
「あなたは自閉症です」診断を受け先ず信じる。
しかし、信じた自分は間違いなのではないか。知能で作られた自分(擬似SAM)が考える。
では、間違いである裏付けはあるか?
擬似SAMの考えに従い、あらゆる情報をあさりまくる。
「クソチンコ」がいた。たしかに、この人は私と全く違う。これは誤診じゃないか。
いや待て、この文献によるアスペルガー症候群とはまさしく私だ。
アスペの館を覗いてみる。みんな楽しそうだが、みんな私とは全く違う。やはり誤診か。
では、他のサイトを見てみよう。
何?クソチンコ偽物だと!だったら頷ける。
なんだ、私が偽物なんじゃない。 クソチンコが偽物か。 アスペのやつらが偽物か。 そうだったのか。
しかし、そんな事を言っているのは、Chipだけだ。
NHKだって、ニキリンコや泉流星が出る。
果たして、私の正体は何?
私が今まで、妻と討論してきた結果、多くのアスペルガー症候群の諸君がこう悩んでいると確信しているのです。
Chip氏、折にふれて色々と有難うございます。
自分の思考回路を辿っているような錯覚を起こしそうになります。
医者(しかも専門医)にむかって「今までの経験で誤診はないのですか?」と直球で質問する患者も、やはりおかしいですよね…。
それに対して「ありますよ」と即答する医師も、アスペルガー患者に慣れているといえば、それまでですが…。
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