2008年6月17日(火)
ごっこ遊び
ごっこ遊びが出来る「定型発達」であれば、「アスペです」と言われれば、すぐ「アスペ」になりきる事が出来る。
これは、自分を自分で「暗示」つまり、騙しているのである。
自分を自分で騙す。これこそが「定型発達」の健康的?な部分なのである。
その能力があるからこそ、人生苦しいことだけじゃない。楽しいこともある。とたくましく生きて行けるんだ。
ところが、アスペルガー症候群は自分では自分をだませない。言い換えれば、
自分で自分を「説得」出来ない。自分で自分を「納得」させられない。自分で自分を「信用」出来ない。信じられない。
これは、中枢性の統合の欠陥による作用なんだけど、成長する過程でも「結局自分が間違っていた」過去の事例がより強く、この考え方を補強していく。
そんな連中がここに来る。
「診断を受けた自分が間違い何じゃないか」「あの病院を選んだことが間違いだったんじゃないか」
「説明の仕方が悪くて誤診されたんじゃないか」「結果を他人と間違って私にしたんじゃないか」
「私があの時聞いた答えが『・・ではありません』だったんじゃないか」
アスペごっこを楽しむ、すぐアスペになれる連中には、アスペの館や、当事者サイトが腐るほどある。
そこで、なぐさめごっこが楽しめる。誰も自分に逆らう人は居ない。
当然疑問に悩む連中は、そんなところでは我慢できない。
もちろん、定型発達の通常の世界にも求めるものは無い。
本当に行き場のない、なんだか分からない連中が、来る場所。 それが、ここです。 いらっしゃーーーい。
この春、3才の息子が、広汎性発達障害の診断を受けました。
自閉症について調べているうちに、こちらのサイトまで辿りつき、
他ではほとんど語られていない、自閉症についての核心部分を学ばせて頂き、
大変興味深く、拝見させて頂きました。
私の息子は、特定不能の広汎性発達障害と診断され、
多動、対人障害が激しいものの(積極奇異)、"囚われ"は弱く、
言葉の遅れや知能障害はありません。知能は高いです。
本当にSAMに欠陥があるのか、怪しい気もします。
(決して、息子の障害を認めたくないという気持ちからの
疑いではなく、こちらのサイトでSAMについて学び、
初めてそんな疑問を抱いた次第です。)
今後もChipさんのブログから、いろいろ学ばせて頂きつつ、
息子の成長をサポートしていきたいと思っています。
広汎性発達障害という診断名は診断から逃げているとの印象を私は持っています。
本当に科学的に理解しているなら、こんな診断名は無いでしょう。
まだまだ、3才。無限の可能性を秘めた子供。
ハイパー(ADHA)ではありそうなので、
末は長島か、イチローか。はたまたさんまかみのもんた。
ハイパーは、子供社会では問題児ですが、
実社会では、成功するための最高の能力なんです。 大変なのはたった10年か15年。
それを我慢すれば、金の卵をどんどん生み出すかもしれません。将来楽しみ。
今月主治医にとうとう質問してみたのです。
私 「先生…誤診というのは今までないのですか?」
主治医 「ありますよ。最初はADHDの特徴が重く、本人が困っているので薬物を処方しても肝心な部分が一向に改善しない。
ADHDの問題行動だと思われるものがなくなって初めて自閉症スペクトラムであることがわかった、とか。」
私 「その逆は?」
主治医 「ありますよ。自閉症傾向が強く現われていたけれど、鬱がよくなったら問題が解決してしまった、とか。」
私 「先生と私のおつきあいはすでに2年を過ぎましたが、今でも先生は私を当初の見立て通り自閉症と診断しますか?」
主治医 「はい。」
それでも結局は納得できないのは何故でしょう。往生際が悪く自分は自閉症じゃないとジタバタしているわけではありません。ただ、自分が何かそんなに特別なモノであるわけがない、というか…。
もしかしたら、これも自閉症の特徴なのかも…とクリニックの帰り道考えました。
私も診断から3年目に入りますが、今までしつこく「これでも私をアスペルガーというのか?」と、いろんなところから集めてきた事例と自分は違うではないかと、いうことを文書で出していましたが、最近はもうほとんどやっていません。ネタ切れでもありますが。
でも時々笛さんのように「私のことをまだアスペルガーと思っていますか?」と聞きます。
長く付き合っていればやっと私の本質が見えて診断が変わるかもしれないと思うからです。
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