2008年7月20日(日)
ビックリ
始終ビックリしている妻の頭の中は「恐怖」で一杯だ。
ありとあらゆる、考えられる限りの恐怖が詰まっている。
その恐怖の正体は、お化けや、幽霊のたぐいではなく、すべて現実の存在する恐怖だ。
その一つの「クソチンコ」も恐怖の一つだし、杉山や、辻井の馬鹿げた自閉症教育も恐怖の一つだ。
そんな恐怖に囲まれた日常を、言葉で表すと「強迫性神経症」と言うことらしい。
この日常はたった一粒の「向精神薬」で見違えるほど良くなる。
いや、良くなるのではなく、今まで感じたことのない、「仮想定型発達」の世界に近づいたと言うことなんだろう。
その、恐怖が人生のベースにあった妻の瞳はいつも「小さく縮まっている」。
私は、この状態を「茶色い瞳」と言っている。
一方、私の瞳はいつも開いていた。この状態は「黒い瞳」と言っている。
いつも黒目が開き気味の私は、外に出るとまぶしくてまぶしくてしょうがなかった。
アナフラニールを飲むとなんとその瞳が人並みに小さくなり、昔ほど「黒い瞳」では無くなった。
医療現場でも、「顔の可愛い子は自閉症だ」と言っていた時代があったんだけど、
その当時は分からなかったんだろうけど、たしかに自閉症の子供たちの瞳は、黒く開いている瞳をしている。
薬を飲むことで、私の黒い瞳は小さくなり、妻の恐怖は減った。
「目は心の窓」とは本当の事なんだな。