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無念
Name としあき 08/07/20(日)12:57 No.158740
ロケット工場を公開した三菱だが、しかしその開放空間は2階の廊下に沿って設けられた「見学路」に制限されていた。今回のイベントには、日本の防衛省も深い関心を示ししていることが分かっている。
工場公開の背景は、三菱が韓国市場への進出を狙っているためだ。ロケット(衛星発射体)生産施設を維持するためには、1年に少なくとも3基程度を打ち上げなければならないが、日本国内だけの需要では2基分にしかならないからだ。そこで三菱は、2011年に打ち上げが予定されている韓国の多目的実用衛星「アリラン3号」発射サービスの国際入札に、ロシアの企業と共に参加した。総事業費は200億ウォン(約21億円)程度だということが分かっている。
ロケット開発事業は、三菱一社の次元にとどまらず、日本政府の指導の下に行われている。同社航空宇宙事業本部宇宙機器部の浅田正一郎部長は、発射事業の受注に成功した場合には韓国への技術移転に協力する考えがあるかという質問に対し、「政府資金で開発した技術なので、自分たちだけで答えられる問題ではない」とだけ答えた。 |