March 2008

March 30, 2008

ただただ、カラダが熱いだけ


目まぐるしく変わって変わっていく。
変化に私もついていけない。

私にとって、君はそれまでの存在なのか。
私にとって、彼はどういう存在だったのか。

好きでたまらなくて、
もう自分の中でも「叶わない恋」ってある種片付けていた人。
胸に秘めて死んでも構わないと思っている人。
この人の側になんとか居たくて、痛くて。

嘘じゃない。
いや、忘れられるなら忘れたい。
好きじゃないことの方が幸せだ。

じゃあ。

この想いは何なの。
私は君を踏み台にしていたわけじゃない。
どうしていいかわからない。

会うたびに同じ空気に触れるたびに感じる距離。
何を喋っても、何をしても、無駄だという絶望感。
痛くて、居たくて、私はずっと必死だった。
近づきたいけど、コワくて、離れて、ただ君を視ていたかった。

君への想いを肯定したいわけじゃない。


ただ。

私は想いを感じてしまった。
私は体を重ねてしまった。

その事実がここにある。

ずっと前から伺ってた。
いつからだろう。
ほんといつからだろう。

私はタイミングを何度も何度も伺ってた。

「今から行っても良い?」

それは一か八かの台詞だった。
「今」にすべてを賭けた。
きっと、今しかない、って思った。

「いいよ」ってあっさり、すんなり。

ドキドキが止まらない、何時間も。
少しずつ触れるか触れないかの距離。
私の意識は高まる一方で。こわかった。今でもこわい。

「寝る?どうする?」って。
私の方、視ないで。すべて見透かされているみたいでコワい。

「お任せします」って言ったその時だけでも恥じらいのある子で居れただろうか。
簡単に身を投げる女にプラスの感情など何も抱かないことくらい。
知ってるのに。知ってたのに。

知ってるから、こうしてまだ逃げているのかもしれない。
じゃあ私はまた同じことを繰り返すのだろうか。

彼は私をひたすら抱きしめていた。
静かな部屋に響くのは私の情けないほどの恥音。
耐えられなくて、漏れる。
それはカラダだけなのか、それとも何か感情もあったのか。

キスがしたくて、したくてたまらなくなった。
けど、彼の唇は遠くて。頬に口付けるのが精一杯だった。


彼は何を考えていたの。
彼は私をどう思っているの。
彼は。

そんなことばかりが頭を巡って、支配していく。
そっと聞いた「こういうのって久しぶりなの?」の言葉に、
「ノーコメントです」と答えた彼に私は傷ついて。
前後、彼氏に愛されている自分を棚上げにして。
やっぱり私は数ある女の一人で、手を伸ばしたらいた軽い女です。

「またね」のお別れは胸が痛くて、張り裂けそうになる。
関係が拗れる事は間違いなくないのだろうけど、
また、の関係は来るのだろうか。
私は何を望んでいるのだろうか。

毎日、彼に脳内を犯されるうちに君に会いたくなって。
試したくなった。
自分の気持ちを。
でもそれはきっと間違いなこと。

君も彼も私を軽蔑していて、君も彼も私のことなど気にも留めていない。
そして、私は君も彼も好きで居ても仕方ないことです。
君も彼も別に恋人にしたい人ではないです。
私が付き合っている人は別にいて、その人を愛していて、
その人と生きて行きたくて、その人と最期まで生きていたいのです。

ただ、私は時より君と死にたくなっています。
それは会ってなくても、もちろんカラダを知らなくてもです。
君になら殺されてもいい。
君にだけ殺されたい。
そこに行き着いてしまった想いに未来は全くありません。


私は死ぬべき存在なのでしょうか。



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