鶉野飛行場跡
鶉野飛行場というのは、戦争中に開設された海軍の飛行場です。北条鉄道の沿線に旧軍の飛行場跡があるという話は以前から聞いていたので、北条鉄道撮影に行ったついでに探して見ました。
小さな工場がある一角に滑走路が残ってました。
かなり広大な用地があったようですが、戦後多くが払い下げられたり、転用されました。しかし、滑走路跡部分は今でも防衛庁が保有し、陸上自衛隊の訓練地になっているようです。しかし、こんなロケーションでは訓練と行っても歩兵行軍の練習ぐらいしか使えそうにありません。
ここには訓練部隊である姫路海軍航空隊が置かれた他、川西飛行機の組み立て工場が隣接して建てられ、紫電や紫電改などが組み立てられたそうです。
戦争末期には特攻隊も組織されたそうです。慰霊碑が建てられています。
一方、紫電改が試験飛行中に不調となり、飛行場まで戻る事ができず北条線のレールを尾輪に引っ掛けて曲げ、列車が脱線させるという事故もあったそうです。
これが、その脱線事故現場、網引駅の法華口寄りです。紫電改は左から右に飛んできて、レールを引っ掛けたようです。
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