紫電改展示館から見える、海の風景。 ここに、目的の紫電改は沈んでいたのです。 |
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これが、今回の旅の目的地、「紫電改展示館」です。 愛媛県南宇和郡御荘町にあります。 |
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ついに出会いました。 紫電改の前方から1枚。 プロペラ下には、この機体に乗っていたであろうパイロットの方の遺影と、説明が添えられています。 6機の未帰還機のうちの1機であると考えられています。 プロペラが曲がっているのは、着水時の衝撃によるものと思われます。 この写真を撮った後、僭越ながら黙祷させていただきました。 |
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プロペラ部分を最大望遠で撮影しました。 カウル内のエンジンも見えます。 プロペラはピッチコントロールつきのもので、プロペラ効率は良かったものと思われます。 |
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コックピット部分を右後方から望遠撮影。 ガラスのひび割れも、着水時の衝撃によるものでしょう。 前に見えるのは光学式照準機ですね。 |
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右から主翼を中心に撮影。 フラップ部分は海中で腐食してしまったのでしょう。 ですが、桁の構造がよく分かります。 また、翼端灯は金属でカバーリングされていました。ガラスで出来ていたでしょうから、着水の時に割れてしまったのでしょうね。 |
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右主翼後方から。 カウルフラップと排気管の様子がよく分かります。 胴体、主翼とも腐食による穴が多数見られます。 わたしの知識では、被弾したものなのか腐食によるものなのかの区別はつきませんでした。 なお、逆光になってしまったので、補正をしてあります。 |
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後方から撮ったものです。 垂直尾翼、水平尾翼とも、フラップ部分はやはり外板はなくなってしまっていました。 ですが、こちらも桁がどのように作られているのかを知ることができますね。 個人的に興味を引いたのは、水平尾翼の方向蛇を作動させるためのメカニズムでした。 |
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左方向から一枚。 こちらからは、胴体内燃料タンクへの給油口が確認できました。 少し遠目から写しているので、機体にどれだけ接近して見る事ができるかがお分かりでしょう。 実際、これほど近くから観察することが出来るとは予想していませんでした。 |
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左主翼の脚部分です。 油圧シリンダーの様子がよく分かります。 また、タイヤは予想していたよりも劣化していませんでした。 補修時に変えているのかもしれません。 |
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左主翼のフラップ部分。 紫電改には独自の空戦フラップが装備されていたそうですが、どのような機構だったのかは、これから調べてみるつもりです。 |
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左主翼の前方から。 主兵装である、20mm機関砲が片翼2門、計4門装備されていました。 太平洋戦争末期には、12.7mm機関銃では敵機にさほどダメージを与える事が出来なかった、といわれています。 ですが、口径の大きな機銃は携行弾数に限りがあったようです。 |
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斜め前方から。 この写真も逆光でしたので、補正をかけてあります。 この方向から写したものが、戦闘機が一番美しく見えるのではないかと思っています。 |
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二階部分から写しました。 機体の大きさから、どうしても見上げる写真ばかりになってしまうので、こうして二階部分から観察できるようにしてあるのは、とてもありがたいものでした。 |
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同じく、二階からコックピットを望遠撮影しました。 風防のガラスも経年劣化で曇ってしまっていますが、当時は当然美しい透明であったのでしょう。 |
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垂直尾翼の近接撮影を試みました。 方向舵も二段階式になっているのが分かります。 |