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賠償提訴:「医療ミス」 死亡男性の妻、日赤と執刀医に /京都

 京都第一赤十字病院(東山区)で人工血管手術を受けた男性(当時69歳)が手術部位から感染症にかかり約9カ月後に死亡したのは、執刀した心臓血管外科医が適切な治療をしなかったためだとして、男性の妻(69)=伏見区=が18日までに日本赤十字社と医師を相手取り、約3600万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。

 訴状によると、男性は04年4月、同病院で両脚に人工血管を取り付ける手術を受けた。だが6月ごろから感染症のため手術個所が腫れ上がって再入院。感染症が全身に広がっていたが、9月に血液検査をするまで判明せず、手術個所の消毒しか行われなかった。10月には右脚を切断せざるを得ないまで悪化し、翌年1月に急性心筋こうそくで死亡した。

 原告側は「消毒だけで治らないのなら、点滴投与などの全身的治療をもっと早くすべきで、医師に過失があった」と主張している。

 病院側は「精いっぱい治療し、病院にはミスはない。提訴は不本意だ」と話している。【熊谷豪】

毎日新聞 2008年7月19日 地方版

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