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【国際】五輪前に排ガス対策大詰め 北京で工場停止や減産2008年7月19日 朝刊
【唐山(中国河北省)=新貝憲弘】北京五輪を直前に控え、北京市内で工場や自動車の排ガス対策が大詰めを迎えている。「汚染企業」の象徴とされる鉄鋼業の首鋼グループ(旧首都鋼鉄)はじめ130以上の工場が操業停止や減産。20日から土木・建設工事の中止や車両の通行規制も始まり「マスクがないと屋外で走れない」汚名返上に躍起だ。 「汚染の排出量は従来の半分以下です」。渤海湾に面した新高炉の建設現場で首鋼幹部は胸を張る。北京五輪の開催を機に、首鋼は北京から東南に約220キロ離れた河北省唐山市に生産拠点を移し、10月から新工場が稼働する。 すでに北京の工場は5つの高炉のうち4つを止めた。粉じんや二酸化硫黄などの排出量は昨年比で7割減となり、2010年までに北京での生産は終了する。中国紙によると石油化学やセメント、建材などの「重点汚染企業」も移転や生産停止、減産を進めており、汚染物質の排出量を3割削減したという。 自動車は同日から車両ナンバーの末尾が偶数か奇数かで通行可能日を制限。今月から新たな排ガス規制や、リチウムイオン電池を動力とした路線バス50台の試運行も始まった。 排ガスとともに大気汚染の一因となっている粉じん対策では、20日から市内の土木・建設工事は原則中止。市内145カ所のコンクリート精製所もすべて操業停止となる。 このほか市内17万店以上の飲食店すべてに排煙浄化装置の設置を義務付け。黄砂の“風上”にあたる内モンゴル自治区でも、火力発電所や重化学工場の改善やモニタリングを強化している。
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