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2007年6月の16件の記事

秋田美人のルーツ

秋田に住んでいて、「秋田美人」を語らない訳にはいくまい。Akitaobako

でも、本当に秋田には美人が多いのだろうか?

秋田に住んでいて、あまり感じたことは無い。


ところが、出張や旅行で県外へ出かけ、秋田に帰って来て、街を歩く女性の美しさに驚いたことは一度や二度ではない。(旅先で偶然美人と出会わなかっただけのことかも知れないが)

うむ、やはり秋田は美人の宝庫なのかも知れない。



秋田大学名誉教授で、日本史家、古代史家、東北地方史を専門領域とし、東北大学の文学博士である新野直吉(にいのなおよし)氏が執筆した『秋田美人の謎』には、なかなか興味深いことが書かれていた。


日本人はA型率の大変高い血液を持っているという。

ところが秋田県人はB型率が全国一だそうだ。

B型は北方系でありかKokasasu_1つ白人に近いという興味深い事実である。

  特に、世界の美人の里、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方の血が入っていると、まことしやかに言う人もいるらしい。

また、新野氏はとても興味深いことに、秋田犬の血液型AkitakenはA型で、他の日本犬の多くはG型であり、欧州の犬の血液型はA型が多いと述べ ている。つまり、むかし欧州と秋田とは何らかの交流があったのではないかというのである。



秋田の日本海側南部(由利地方)や庄内地方には、「ハンコタンナ」という女性専用の労働用被り物がある。黒い細長い布を顔に巻いて眼だけが出るよになっている。
Hankotanna_1  これは、日除けの意味を持つのだろうが、一説では、殿様が若い美人の娘を見つけ次第城に連れて行き手篭めにするという噂が立ったため、このような被り物をして年齢不詳かつ美人かブスか分からないようにしたという。

このことだけで、秋田には他藩から来た殿様も心ときめく美しい娘が多かったと決め付けるのは無理があるだろうが、興味深い話ではある。



雑誌『太陽』(No.243)には、秋田美人として当時のミスリンゴである矢島理佳子さんが紹介されAkitabizin_1 ている。彼女は典型的な秋田美人として捉えられているようだ。

秋田美人は、面長で奥二重、頬から顎にかけてすんなりした優しい線である。いわゆる瓜実形ということらしい。鼻筋が通っており、目は一般にすがすがしい。大きくぱっちりしているともいえないし、特別に切れ長であるともいえない。だが決してギョロッともしていないし、つり上がってもいない。

そして極めつけが、その肌の白さであり、しっとりしてきめ細かいことである。

これはよく言われる、冬季間の日照時間の少なさや、湿度の高さが影響していると思われるが、一般の日本人に比べ、極めて白人に近いのだそうだ。

つまり、単に日照時間の影響だけでなく、DNAでの面でも白人に近いというのである。


そう言えば、秋田県人は背が高いという統計がある。体型もスラリとしている人が多い。

昨今は全国一の人口減少県の汚名を拝している我が秋田県であり、若い女性も関東方面などへ流出していく一方である。だから、成人女性の秋田美人も県内には少なくなっていることは容易に想像がつく。


ならば、まだ秋田に留まっている子どもを見れば分かるのではないか。ちなみに、小・中・高校生の体格は秋田県は全国一良い。逆に座高は低い。つまり背が高く足長のスラリとした体型であることが分かる。

長崎宏子(ながさきひろこ)という水泳のオリンピック選手がいた。当時彼女は中学生だったが、美少女として某NHK全国放送などで騒がれたらしい。

まあ、絶世の美少女とは思わないし、あの手の美少女だったら秋田に来ればいくらでも見られる。確かに魅力的な顔立ちの少女ではあったしスタイルも良かったことは認めるが、その彼女にしても、もう秋田にはいない。


Akitakomachi 秋田の殿様佐竹氏は今の茨城県常陸太田市から転封されてきたが、常陸太田市の方は自虐的にユーモアを交えて、「佐竹さんが美人をかき集めて秋田へ連れていったから秋田には美人が多く、常陸太田市には美人がいない」...と言っているそうで。

そう言えば、佐竹さんが最初に立ち寄った秋田県でも県南(今の仙北市周辺)地方には確かに色白で、はっとするような美人が多い。

ちなみに、うちのかみさんも県南出身だが例外もあるということか。


そのうち、美人流出で我々秋田県人も同じことを思う日が来るかも。
Fujiayako
歌手の藤あや子も秋田、それも仙北市角館出身である。個人的にはあの顔立ちはあまり好きになれないが、客観的に確かに美人ではある。

彼女も、秋田から出て行った人である。



最近注目されているのが、ABS秋田放送の女子アナ・伊藤綾子。結構全国規模で騒がれてItoayako いるようで、中には秋田の片田舎に置いておくのはもったいない、などとのたまう輩もいる。

確かに、デビュー当時は本当に美人だったが、最近はお化粧が濃いようでどうかな?

美人はスッピンが一番と思う私は古いのかも知れない。

彼女もいずれは県外に引っ張られるんだろうなぁ。




衰退一途の秋田県。でもこう考えてくると、秋田起こしのキーワードは「秋田美人」かも知れないなどと思ったりする。

秋田市には歓楽街「川反(かわばた)」がある。今は見る影も無いが、一頃は東北一と言われていた。そもそも「秋田美人」という言葉は、そこでお相手していた芸子が美人だったことが発端で全国に発信されたとも言われている。

綺麗どころを再び川反に集め、過去の盛隆を取り戻すのも手かな?と思うのは、やはり安直かな。

とにかくも、秋田美人の流出を、秋田男児は断固として阻止せねば、明日の秋田はね~ど!

生涯秋田に住む気概のある秋田男児は、早めに秋田おばこと結婚してしまえば流出は防げるど!




最後に紹介しておこう。こんな取り組みをしているところがある。秋田美人倶楽部会員募集!ということである。秋田県外の女性なら誰でも無料で会員になれ、特典も盛りだくさんらしい。貴女もいかがだろう。



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冷酒に乾杯!

皆さん、晩酌やってますか?



この暑い夜長、やはりギンギンに冷えた生ビールでしょうな。



こんなことを書くと、酒どころ秋田の私ですから、いかにも酒豪のように思われそうですが、実のところ、ちょっと口にしただけで、すぐ真っ赤になってしまう下戸なんです。


私の母方の親戚は、みな飲めないので、これも遺伝でしょうか。(親父方は酒豪ばっかりなんだがなぁ)



飲めないだけに、結構酒には煩いんです...って意味分かりますか?

少量しか飲めないだけに、銘柄は何でもいいとはいかないんです。結構舌は酒豪の方より敏感で、まずいと感じた酒は一滴も飲めません。



最近は、日本酒を冷でいただくのが至福の喜び。

それも、ちびちびと何時間もかけて飲むんです。

こうしていろんな地方のお酒を飲んでみると、秋田の酒は一味もふた味も違う!



やはり、冷酒は純米大吟醸ですな! などと言いたいところですが、これじゃ、いくらお金があっても足りませんので、せいぜい純米吟醸あたりで我慢しています。



ベルギーのモンドセレクションで何度も金賞を受賞している、秋田の太平山Photo_62の「天巧」(てんこう) を飲んで冷酒好きになったので、天巧を晩酌で飲めたら言うこと無しですが、これは贅沢と言うもの。



この天巧、もはや日本酒 と言うより、ワインのようなまろやかさで、かと言ってワインでもない一度飲んだら忘れられない味です。


何しろ大吟醸ですから、精米の半分以下の中心部しか使っていない、何とも贅沢なお酒です。もちろん酒米は天下の山田錦




さて、現実に戻りましょう。私は720mlで1,000円前後ので我慢して、チビチビやっています。天巧には遠く及びませんが、そこは気合でカバー...ってどういう意味?!



Photo1843_1 冷酒を飲む時は写真のクリスタルガラス製の徳利とおちょこで最高の気分を演出。

この徳利は冷酒用で、中にポケットがあり、ここに氷を入れ常に冷やしながら飲みます。



まあ、私のささやかな贅沢なひと時でしょうか。




-- 明日は、ZARDの坂井泉水さんを偲ぶ会がとりおこなわれますね。ご冥福を祈りながら、これから冷酒で晩酌しようかと...。





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散々だったビデオ編集

前回の記事で、「ヤートセ秋田祭前祭」の映像を載せましたが、実は、ちょっとした苦労話が。


帰宅後、早速編集しようとしたんですが、今まで不具合の無かったカノープスのTVチューナーカード「MTVX2004HF」(キャプチャー・エンコード機能あり)の様子が変なのです。

カードをちょっと動かすと、良くなることもあるので、これは単純な接触不良だろうって軽く考えていたが、ことは複雑でした。


結局、23日中にブログに映像をアップしようという目論見も不可能に。


では、あの映像はどうやって?ということですが、カードに本を挟んだんです。

本を挟むと、カードがしなってどうにか動くのです。


ここに達するまでに多くの時間を割いてしまい、お陰で寝不足に。


この状態で、どうにか編集を終え、次の日にブログに掲載したというわけ。


もちろん、いつまでも本を挟んでいるわけにもいかない。

断線チェックやらコネクタ類の接点復活剤塗布とか、可能な限りの手を尽くしましたが、プリント基板のどこかに断線しかかっている箇所がある模様。肉眼ではどう凝視しても分かるもんではない。ましてや、何層にもなっている基盤である。

カードも、異常に熱を帯び、触られないほど。


もはや、素人の手には負えない。

結局、カードは取り外し廃棄処分。


でも、これからどうしようかな。

編集ができない。


今まで、ホームビオデオ用の簡易編集機をいくつか使ってきたが、いずれも使いづらく、複数のアプリを渡り歩かないといけないなど煩雑で、最近はもっぱら上記テレビチューナー+編集ソフトで間に合わせていた。

それができなくなる。


で、目に付いたのが、またし070309ediusj_02_640x586_2 てもカノープスだが、「エディウス J with ACEDV」。


とにかく、DVとの接続はDVケーブル1本でOKだし、付属の編集ソフトも直感的に分かりやすい。このソフト1本で全てできるのも魅力。


入門用に最適というか、私の場合、あまり凝ったことをしないので、これで充分。(でも、一通りの機能はついている)

価格も、カノープス製としては格安。070309ediusj_acedv_640x507_3

高いお金を出せば、あれもこれもできますってことだろうが、あまり映像をいじりすぎるのは好まないので、これでサクサクいこうと張り切っている。


こんなの買っちゃうと、ビデオの出番が多くなりそう。


今度は、何を写そうかな?




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ヤートセ秋田祭前祭

初めて「ヤートセ」なる祭を観てきた。10thposter_1


そもそも、「ヤートセ」とは何ぞや状態で、恥ずかしながらよくわからない。 もちろん、秋田音頭の掛け声であることは知っているけど、祭との結びつきが今一ぴんとこないのである。

テレビの報道を見る限り、主に若者が思い思いの衣装を着て、秋田音頭をバックに踊ることらしいのだが、それ以上のことはわからない。

「YOSAKOIソーラン祭り」と似たものかな?という程度。


P1010155「竹の子族」(古っ!)の踊りとも雰囲気的には似ているのかな?


まずは、百聞は一見にしかず...というわけである。


長くは見ていられなかったが、結構楽しめた。


ちょっと練習不足かな?と思えるチームも見受けられたが、でも、仕事の合間にここまでこぎつけたのだから、どのチームにも心から拍手を送りたい。P1010158

それから、「若者」は訂正。老若男女、小学生から、 昔の秋田美人まで、誰でも親しめる祭だった。

実行委員会の皆さん、ご苦労様。

よくわからないながらも、心踊り、仕事が無ければ本当は最後まで見ていたかった。


それにしても、あの明らかに素人なのに、プロ級の装備で駆けずり回っていた、カメラ片手のおっさん。お前、じゃまなんだよ。踊りの列に勝手に入って、舐めるようにさかんにシャッターを押す。P1010168_2

おれは、ビデオとデジ カメを持っていったので、いでたちは似たり寄ったりだったかも知れないけど、そんなマナー違反はしなかったぞ。

岸壁でふかせ釣りしているところへ、平気で投げ釣りしてくる岸壁の母ならぬ岸壁の主なるおっさんを思い出したよ。...あまり...ぜんぜん関係ないか。



私が撮ったビデオ映像です
制約があるため、大幅画質ダウン、音質ダウンして編集しました
ほんの触りだけですが、私が見た全チームです
小学生の次に演技したのは、障害者の福祉施設の皆さんです
最後の演技は応援に駆けつけてくれた福島の皆さんです



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蘇れ日の丸飛行隊!



MRJ

国産初のジェット旅客機開発の計画があるようで....。


次世代のリージョナル(地域)ジェット機でMRJ(Mitsubishi Regional Jet)と呼ばれ、実物大の模型をパリ国際航空ショーに出品するらしい。世界の反応が気になるところ。

MRJは、経済産業省が後押しし、三菱重工業が主体に開発するらしい。



航空機産業と言えば、日本は過去に軍用機の部門で世界に冠たる航空機先進国だったよ紫電改 な。ゼロ戦だけが取りざたされるけど、紫電改や雷電など凄いのがあった。人間爆弾・桜花は除外して、実戦配備は間に合わなかったものの、ジェット戦闘機まで開発されていた。

それが、敗戦後、GHQにより一切の航空機製造が禁止され、そのことが、日本の航空機技術を大きく衰退させてしまった。GHQは少女趣味的な憲法を作るなど、ろくな事をしないね。


禁止解除をにらYS-11んで戦後初の国産旅客機YS-11の開発が始まったが、正にゼロからのスタートだったわけで、その労苦は想像するに余りある。

その一世を風靡したYS-11は、一定の成果を収めつつも、多くの問題、例えばヨーロッパからの受注はわずか1社のみといった販売不振で、赤字経営のため国会で問題となり、ついに製造中止に追い込まれてしまった。その後の国産航空機開発の動きはほとんどないという寂しさ。

わずかに、ホンダが開発したエンジンも含め全て国産の自家用ジェット機、HondaJetくらいが孤HondaJet 軍奮闘しており、ト ヨタも航空機産業への参入を表明しているものの、YS-11以降約40年間というもの、それに続く旅客機の開発は無かった。

もっぱら米ボーイング社などの下請けに徹してきた日本の技術者は、どのような思いだったろうか...。



言ってみれば、MRJは多くの関係者の悲願だった。


MRJは座席MRJ数70~90席の小型ジェット旅客機で、全長35.8m、翼長30.9m、全高10.0m(以上、90人乗り仕様)。複合材を本格的に採用する初めてのリージョナル機で、新型エンジンの搭載とも相俟って、燃費の大幅な低減を実現、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献する。また、最新の設計手法、要素技術、材料・加工法などを導入、客室の快適性向上や環境負荷の低減などを可能にする...という開発側の弁。


ただ、残念なことに肝心のエンジンは国産じゃないんだよなぁ。
このクラスでは、カナダとブラジルの会社がシェアの半分を占めているというから、それに打ち勝つには、エンジンの国産化による価格高騰を抑えたかったに違いない。YS-11と同じ轍を踏まないこともだいじだろうからね。

でも、何か悔しいね。



スキーのジャンプじゃなくって、本当の意味の日の丸飛行隊の復活を、私は密かに願っているのである。


蘇れ日の丸飛行隊!





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坂井泉水さんを偲ぶ

ZARD 壁紙 (1,280×1,024用)



書く機会を逸してしまっていた。



ZARDの坂井泉水さんがZard_31_3亡くなった。


癌克服のための闘病生活中の5月27日午後3時10分、階段からの転落によると見られる脳挫傷が原因とされている。

ただ、その時の彼女の体重は30㎏ほどにやせ細り、見る影もなかったと言う。



言うまでもなく彼女は、1990年代を、そして今を代表する女性シンガーである。

あまりにも有名な「負けないで」で大ブレイクし、世代を超えて高い支持を集めたのは記憶に新しい。
この歌で元気をもらったと話す人の何と多いことか。


テレビやラジオに出演Zard_37することは希で、ライブも数少ない。

たまに出演してもマイクを向けられると、はにかんだ表情が忘れられない。


それが一種神秘的ですらあったが、また熱狂的なファンも生んだ。


再起に向けて癌に立ち向かっていた矢先だっただけに、その死はあまりに唐突で俄には信じられなかった。

しかし、今、その死を受け入れるしかないと思うようにしている。


遅きに失しましたが、ご冥福をお祈りいたします。




ZARD ♪揺れる想い



♪君がいない


♪揺れる想い


♪心を開いて


♪永遠


♪世界はきっと未来の中


♪もっと近くで君の横顔見ていたい


♪今日はゆっくり話そう


♪負けないで

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あおぽ

いつの頃からか、「あおぽ」というフリーペーパーが自宅に投函されるようになった。Aopo_1

よく分からなかったし、関心も無かったので我が家ではそのままゴミ箱行き。

もったいない話である。

昨日も投函されていた。

563号とあったから、今まで見ずに562部捨ててきたことになる。

たまには見てやらないと、と一通り目を通してみた。


広告に埋もれた記事の1つに目がいった。

「秋田をなんとかしねばいげねすな②」というタイトル。


要旨はこうである。



-----------◇-----------


秋田県は東北でも屈指の農業県と思われているようだが、実のところ農業産出額は東北で最下位。

これは意外だった。

ところが、米の占める割合でいくと、東北で一番。
産出額①青森②岩手③福島④山形⑤宮城⑥秋田秋田②福島③山形④宮城⑤岩手⑥青森)

つまりは、秋田県は兼業も可能で野菜より手のかからない米作に集中しているとのこと。

なるほど。

他県では、付加価値の高い野菜や果物それに豚や牛などの畜産に力をいれているということである。

米作だけでは、人口が減少しているので生き残れない。

グルメ番組で秋田県で取り上げられるのはいつも「きりたんぽ」。

何とも代わり映えしない。

県民性かも知れないが、農業からも他県との違いが見えてくる...と締めくくっていた。



-----------◇-----------


昔、秋田は気候温暖で冷害などの自然災害も少なく、楽をして喰っていけたため、商売も殿様商売で何が何でもという気概に欠けていた。

その点、隣県の人々はかなり苦労したためハングリー精神旺盛で、あれこれ工夫して売り込もうと必死だった。

その違いが現代にも継承されてきているとは...しばし絶句!

この「あおぽ」、いいこと書いている。

見ずに捨て去ってしまった、「あおぽ」の562柱に合掌。



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掃除婦は見た

いつだったかの...そう、今頃のお話。

うちの職場は、外からは中が見えず、内からは外がしっかり見えるガラス(何て言ったかなぁ?)で、そろそろ帰り支度をしていた頃、掃除のおばさんが血相を変えて飛んできた。

「ベンチに人がいます。それもどうも様子が変なんです。」

職場の外には庭があり、ベンチも設置してある。

木陰にあるベンチは、夏場は格好の休息場所。

よく昼に、弁当を広げている人もいるような開放的なエリア。

そのベンチに人がいたところで、どうってことはない。

「何言ってんだよ、おばさん」...と思いつつも、興奮気味のおばさんの顔を見て、ただならぬ予感。みんなでベンチの見える窓へ向かった。



確かに、ベンチに人影が。

それも明らかに一つがいの若い男女。

なんと....重なりあって蠢いているんだよなぁ~~~。


あ~~~っ、いいのかなぁ。

うちには十代から二十代の女子職員もいるんだよなぁ、こんなシーン見せて。

それに、こんな事ブログに書いて。

誰ともなく、「動いてる」「あれ手でないか?」「やだ~~~」


はいはい、その真っ最中だったんです。

それも見え見えの丸見え。外灯に浮かび上がって艶めかしい。

興奮したか某男子職員が、「こるぁ~~~!!」と怒鳴りつけようと奇声をあげて外に出ていったが、そりゃあ、♪ど~~にも止まらない♪...って感じで、リズミカルな動きは一向に止む気配無し。



よ~~~く分かりました。

何がって?

こんな光景を目の当たりにしても、誰一人として立ち去らない。そう、真面目そうな女の子も含め、みんながね。

「やだ~~~」と言いながら、しっかり見てたんだよなぁ。


オレ?

そりゃあ、あんなにしっかり見えれば、意に反して?下半身に変化が起きて、その場を動けなかったけどね。


それにしても、このカップルは、誰も見てないと思ったんだろうなぁ。

何しろ、帰り支度で職場のほとんどの電気は消していて、外灯だけがそこをしっかり照らしてましたから



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三人そろいぶみ

家族3人、携帯の機種変更をした。Rakuraku


家内は、まれに見る機械オンチなので、とっても使いやす~~~い、FOMA らくらくホンⅢの ピンク

息子は、私と同じだが、茶のSH903iTV

と言うわけで、自分は、黒のSH903iTVSh903itcha



液晶のシャープだけあって、画面の綺麗さはピカイチ!

904iシリーズは魅力薄で鼻から買う気無し。(904iシリーズを買った方、買う予定の方、ごめんね。単なる個人的な好みの問題ですから。)


SH903iTVのワンセグの感度は、かなりいいですね。以前の記事でふれた、ワンセグチューナーSh903itvkuro_2 SB-100よりは、明らかに高感度。ワンセグと割り切れば実用上十分だと思いました。画質も、画面が小さい分、綺麗に見えますし。

でも、見たのは買った当初だけで、ほとんど見る機会はありません。

釣りにでも行った時なんか便利かも。



難点は、噂通りレスポンスが悪いこと。

もっとも、息子のように片手でピポパとすばやくできる人間には、まどろっこしいでしょうが、私のようにマッタ~リ押している分には、あまり関係ないかな?

それにしても、決定キーの押しにくさには閉口。微妙なタッチで、上向き、下向きの動作をしてしまう。腹が立って、一度床に投げつけそうになったしね。我ながら短気だなあ。



こうして見比べてみると、一番いいのは意外にも、家内のらくらくホンⅢ。

とにかく使いやすい。ストレスゼロの世界。それにらくらくホンシリーズの中では、唯一デジカメ内蔵だしね。いくら機械オンチの家内でも、今時カメラ無しは可愛そう。だから最新機種のベーシックは止めた。ヨン様を撮る機会があるかも知れないしね。(笑)



昨日、メールの送り方をみっちり指導した。そして課題を与えた。仕事に行っている息子にメールを送ること。

なんと、見事に一発で成功。らくらくホンの威力に脱帽!

自分も、これにすればよかったと本気で思った。



(息子の口調をマネしながら)最近の機種、機能多すぎねっ!?




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昼休み短縮の波紋

K_img_render_1   官公庁の昼休みが60分から15分短縮され、45分になっているという。


 これは、人事院が昨年3月、「民間企業にはほとんどない」などとして休息時間の廃止を定めた規則に改正し、同年7月、国家公務員の休息時間を廃止したのが発端。

 総務省も「国家公務員と同等の勤務条件にする考慮が必要」と定めた地方公務員法に基づき、全国の地方自治体に通知した。

 これが全国に波及し、秋田県でも秋田県庁は1月から、秋田市役所なども、4月より短縮された。


 民間に倣えということだ。


 この影響は、早速、官庁街の山王周辺のレストランや食堂に出ているそうだ。15分短縮されたため、県庁や市役所職員は弁当を持参するとか、極々近辺の店にしか行かなくなったという。

 これによる店側のダメージは大きい。売り上げが1、2割減少、中には半分に落ち込んだ店もあるそうだ。正に死活問題だと山王周辺の店は困惑している。


 官公庁が昼休みを僅か15分減らすことの影響を軽視してはいけない。秋田市だけでも100店舗以上に影響が出ているのである。これが全国の都道府県市町村となったら、その影響は計り知れない。たかが15分などとは言ってはいられない。


 何故、今!...私は今までどちらかと言うと政府に好意的な発言が多かったが、今回だけは前言訂正と言わざるを得ない。国のやることには一貫性が全く無い。長期的なビジョンが無い。


 旧来、国を筆頭とする官公庁は、民間にこうあるべきではないかという指針(雛形)を提案してきた。労組の働きも大きかったが、多くの民間の勤務条件も、国に引っ張られるようにして改善されてきた経緯がある。その意味で、国や県市の職員には公務員としての誇りがあったと思う。

 それが、年金問題など昨今の底なしの信じがたい不祥事のオンパレードで国民は今までになく怒っている。そして、今年夏の参議院選挙。


 もう、見え見えである。

 公務員の昼休みを減らすことは、あえて批判を覚悟で述べれば、判官贔屓な大衆に受けやすい小手先の政策で、国民の怒りを少しでも静め、怒りの矛先を有耶無耶にし、選挙戦を有利にしようとする魂胆丸見えではないか。賢明な国民なら、その術中にはまるような愚行を犯してはならない。


 教育界でもしかり。それは別の機会に譲る。



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ワンセグチューナってどう?

ワンセグチューナと言っても、パソコン用のUSBタイプではなく、ポータブルDVDプレーヤーに使えるタイプのものを探していた。

私が最近購入した、ポータブルDVDプレーヤー(SONY DVP-FX850)は、画質が良くて気に入っているのだが、唯一の欠点?と言えば、今や常識となりつつあるワンセグが内蔵されていないこと。

ワンセグなんて見やしないと割り切って買ったのたが、無ければ無いでちょっと気になる。我が儘な話だ。

と言うことで、対応するワンセグチューナーの物色が始まったという訳。

プレーヤーには、USB端子が装備されているが、パソコン用USBタイプのチューナーは残念ながら機能しないらしい。P1010114

結局、ピンプラグタイプのチューナということになるが、それがまだほとんど出回っていなくて、いろいろ探したあげく、やっと、ネットでI・SEGのBS-100というポータブルワンセグチューナーなるものを発見。

手元に届いたBS-100は、思ったよりコンパクト(と言ってもUSBタイプほどではないが)で、早速、プレーヤーと繋いでみた。P1010117

結線は、プレイヤーに付属のAVケーブルが必要である。

プレーヤーの右側面のLINE SELECTORスイッチをINにし、VIDEO端子に黄色のミニプラグを、AUDIO端子に黒色のミニプラグを挿す。P1010116

次に、BS-100の背面のピンプラグに映像、音声(左右)を繋げばOK!

極めて簡単である。


さて、問題は映りと感度である。

そもそもワンセグは主に携帯電話などの小さな液晶用に開発されたものだから、大きな画面には向かない(荒が目立つ)のは知っていたが、まあ、こんなもんかという感想。(写真は内蔵アンテナでP1010120の映像) 期待以上でも期待以下でもなかったと言ったところ。

受信感度については、場所をちょっと変えるだけで画面が停止するなど、決して満足のいくものではない。

私の携帯はワンセグ付きだし、カーナビの地デジも感度の悪い所ではワンセグに自動切り替えなるタイプ。その経験から言うと、本機はちょっと感度が悪いように思えた。内蔵アンテナだけでストレス無く使い切るのは、かなりきつい。

幸い、外部アンテナが付属しているので、家庭内で固定で使う分には有効だP1010123ろう。しかし車中では、あまり期待しない方がいいかも知れない。 (外部アンテナの底部には強力な磁石がついており、車のルーフにつけられるので、いずれ試してみたいが。)

このチューナーはメモリを搭載しており、録画機能があるのには驚いた。EPGもOKと機能的には至れり尽くせり。リチウムイオンバッテリーが内蔵されており、コードレスで持ち歩きにも便利。AC・DCアダプターも大変コンパクトであることも見逃せないプラスポイント。それにデザインもなかなかスマートP1010124

でも、やはり肝心の受信感度が、もっと良くならなければ及第点はあげられないと思った。

他のUSBタイプやこの種のチューナーも皆こんなものなんだろうか。そうだとすれば、ちと厳しい評価だったかも知れない。




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夏へのカウントダウン

6月に入って、秋田の日中の気温も連日20度を上回るようになってきた。そして、今日は最高気温が27度。 今年最高である。

今年は史上まれにみる暖冬だったので、「夏はきっと暑いぞ」との声を界隈で耳にする。皆、にわか気象予報士になったかのように。


寒さにはめっぽう強いつもりの私とボブ(愛犬)も、暑さは苦手中の苦手。


ところが家内は全く逆Ajisai_2だから始末に負えない。

問題は就寝時。家内にとって冷房はとんでも無いらしい。エアコンも扇風機すら寝室にはついていない。おまけに窓はピシッと閉め切られ、ムンムンする中で就寝とあいなる。



私も無抵抗でいた訳ではないが、いっしょになった頃の、およそ私の意見が通っていた時代はとうに過去の話。


それでいて、息子の部屋は冷暖房完備でいい気なもの。
唯一の味方のボブも、いっしょに「はぁはぁ」いいながら、板の間に腹ばいになって寝るしかない。



今年も、暑い夏が間もなくやってくる。

断っておくが、秋田の夏を北国だからと軽く見てはいけない。期間こそ短いが、その暑さは、尋常ではないのである。


もっともなぁ、大阪の暑さは殺人的だったっけ。大阪の人間が涼しげに歩いているのが信じられなかった。私は酸素不足の水槽でパクパクしている金魚状態。


やはり、まだまだ秋田は過ごしやすいのかも...。



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心を揺さぶる作品

  岩手県花巻市の宮沢賢治記念館。何度足を運んだことだろう。賢治の独特の世界が我々をしばし現実逃避させ、不思議な世界に酔いしらさせる。記念館は決して大きな施設ではないが、レイアウトが上手いのだろうか、賢治の持つ魅力がそうさせるのだろうか、何度行っても新しい感動がある。

 我が秋田には、このような施設はないのだろうか。感動を与えてくれる人物はいないのだろうか。

 秋田県立博物館秋田の先覚記念室には、平福百穂、和田喜八郎、石川理紀之助、物部長穂、井口阿くり、斎藤佳三などなど多くの先覚者が紹介されている。しかし正直のところ、体裁良く展示されてはいるが、一人一人については極めて簡単な紹介であり、あたかも履歴書 でも読んでいるかのようで、感動を覚えるような記念室とは言い難い。(県立博物館の名誉のために書いておくが、この記念室を除けばなかなか見応えのする内容である。)

 実は、宮沢賢治に匹敵するかどうかは別として、随分前の話ではあるが、私は秋田市立赤れんが郷土館・勝平得之記念館で初めて勝平得之(かつひらとくし)の作品と出会った。そして帰り際にはこぼれ落ちる涙を止めようがなかったのである。

 何て素朴な版画なのか。この純粋さはどこから来るのか。時間の壁を越えて得之の作品は私に多くを静かに語りかけてきた。

 ほぼ同世代の青森の棟方志功はあまりにも有名だが、あの狂喜乱舞する作風とは全く違って、あまりにも人間的で誇張が無く、見る者を何ら拒むものがない素朴な作風に、私は惚れ込んでしまった。

 そうだ、秋田には勝平得之がいる。




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郷土の創作版画家・勝平得之 (じゃんご編著)

 明治37年の桜がさくにはまだ早い春、秋田市鉄砲町(現大町6丁目)の和紙作りの職人である勝平為吉(ためきち)とスエの間に、男の子が生まれた。男の子の名前は徳治(とくじ)。これが後の得之(とくし)である。

 紙を漉(す)く作業は、寒い時ほど品質の良いものができると言われている。手もかじかむ真冬 に、和紙の原料となるドロドロした冷たい繊維の水に手を入れなければいけない。それは大変きつい作業だったに違いない。

 得之も遊びざかり の小学生のころから、この作業を手伝わされていた。それは、父や母が紙すきをしている小屋で、紙をはったり、その板を裏の紙ほし場に出し入れする仕事だった。友だちがタコあげをして遊ぶような天気のいい日こそ、家族みんなで働かなければいけないほど忙しいのが、紙すき業である。

 得之はこういった職人の家で育ったこともあり、将来は腕一本に生涯をかけるような手仕事をしようと決心Katuhira_1した。

 12歳の時、お母さんが亡くなり、得之はその寂しさをまぎらわすかのように、夢中で絵を描いた。当時人気の竹久夢二の作品をまねた絵や水彩の風景画・人物画などを多く残している。

 得之は昭和のはじめころ、20代で初めて浮世絵版画を見て感動した。このような美しい色彩の絵を父がすいた紙にかけたら愉快だろうと思った。得之はこれを機会に版画をP1010057_1彫りはじめるので ある。師匠などはいない。全くの独学である。

 版木(はんぎ)は、げた屋からホオの板切れを買い、彫刻刀は傘の骨をといで作り、バレンも手作りだった。そして、初めての作品は黒一色の墨ずりで、地元の新聞社・秋田魁新報(さきがけしんぽう)にのったのである。その喜びは想像するに難くはない。

 これを機に、自己流の版画が楽しくなり、5~6年はひとりでがんばった。やがて色ずり版P1010059画にも挑戦。市内の城下町の風景を残そうと計画し、「秋田十二景」の中の第一作「外濠夜景(そとぼりやけい)」を日本版画協会展に初出品して入選した。昭和4年の26歳の春だP1010058った。父が作った和紙に得之が版画をすって初めての入選。親子の手仕事がここで一体となった喜びは一生忘れられないものだった。

 その頃を振り返って得之はこう言っている。「わたしのこの道は、学校にもはいらず師匠P1010075もない。すべて自分で掘り下げて見いだしたものである。この間、家からも郷土からも離れず、この道で生きるには苦労の連続であったが、そこは負けずぎらいの職人魂で押し通した。」

 得之の想いは、やがて帝展(現在の日展)への挑戦という形で表れる。昭和6年に「雪国の市場」が帝展に初入選。これが励ましとなり、これ以後数々の展覧会で受賞。これらの版画はいずれも父・為吉の作った紙に摺られたもので、作品には「父為吉製紙」の印が押されていた。「父と の合作である。」という得之の父への想いを感じさせる。

 浮世絵版画は、下絵を描く「絵師」、版木を彫る「彫り師」、インクを塗りバレンで摺って仕上げる「摺り師」の三人によって製作される。しかし得之はこの3つの作業を自分一人で行った。このことを「創作版画」と呼んでいる。

 得之は、最後まで郷土秋田を離れることはなかったが、人との出会いを通して得るものP1010077も大きかったに違いない。

 その一人が木彫家・木村五郎との出会いである。昭和3年、彼の指導を受けて木彫りの風俗人形を制作した。裕福ではなかった得之は、この木彫人形を売って版画制作の資金とした。

 また、ドイツの建築家・ブルーノ・タウトとの出会いは得之を大きく飛躍させた。昭和10年夏に「日本美の再発見」の旅行で秋田に来ていたが、得之は秋田を案内して、その実直な人柄から大変好感を持たれた。それがきっかけとなって彼の著書「日本の家屋と生活」の口絵を頼まれることになった。得之の版画は世界へ紹介されることになったのである。

 得之の作品の特徴の一つとして、シリーズ物が大変多いことがあげられる。秋田の街角の様子を表した「秋田十二景」、千秋公園の四季おりおりの様子を表した「千秋公園八景」、秋田の古くからの人々の生活の様子を表した「秋田風俗十態」、「秋田風俗十題」、花を題材にした大作「花四題」、米作りの季節ごとの様子を表した大作「米作四題」などがある。もちP1010078ろんシリーズ物でない作品も多く制作している。大作「橇(そり)」や「造花」、「七夕」、「五月の街」などがあげられる。また、それ以外にも、前にもふれた木彫人形「秋田風俗人形」や絵葉書「民俗版画集」など数多くの作品がある。

 いずれの作品にも、雪国秋田のきびしい気候風土のなかにあっても、明るくたくましく生きる 人々が生き生きと表されている。そぼくな表現のなかにも生きる力強さが人々の胸をうつ。P1010081

 郷土秋田を愛してやまなかった勝平得之は、わたしたちに多くの作品を残して、昭和46年1月4日、この世を去った。67歳であった。  




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 彼は、体を患い入院するが、その付添看護婦にさえ、お世話になったと自分の作品をプレゼントしたという。生前得之から版画をいただいたという話はよく聞く。得之はそういう人間だった。

 彼は、値崩れを恐れて版木を割るようなことは考えもしなかった。事実、赤れんが郷土館にはそのほとんどの版木が残されているという。

 彼は晩年、よく千秋公園の美術館(当時)に足を運び、ただただ静かに作品に見入っていたという。声をかけても、静かに微笑み返すだけだったと聞く。

 彼以上に、純粋に版画を愛し、つらい仕事でも笑顔で取り組む農民や、街並みの風景を愛した人間はいまい。

 世に、奇をてらった作品は多い。それは反面、得之のような純粋に芸術を愛した人間の前では滑稽でもあり、色褪せた陳腐な作品でしかない。

 青森の華やかなねぶた祭り、動的で自己主張する棟方志功、社交的な県民性...一方、その素朴さゆえ心を打つ秋田の竿燈祭り、静的で見る者を包み込む作風の勝平得之、自己主張が苦手な県民性...やはり何らかの関連性を感ずる。良きにしろ悪しきにしろ、勝平得之は秋田を代表する人間だった。


 なお、生家は今も同じ場所に残っており、長男の新一さんが、得之の作品を守っているが、残念なことに、最近の道路拡幅工事のため改築され、昔の面影はない。



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そのまんま佐竹

全国市長会長に佐竹敬久・秋田市長が初当選

 全国市長会は1日、会長選挙の開票を行い、佐竹敬久・秋田市長(59)が、小嶋善吉・静岡市長(60)、西尾理弘・出雲市長(65)を破り、初当選した。

 選挙で会長を決めたのは初めて。東京で6日に開く全国市長会議で正式決定する。


 これまで、全国9ブロックの支部長が話し合いで決めていたが、全国知事会が会長選挙を導入したことなどから、公正な選考方法が望ましいとして、昨年6月に手続きを定めた。

 各支部長と47都道府県の各市長会長が郵送で投票、佐竹氏が33票を集めた。

 任期は2年。任期満了を迎える現会長の山出保・金沢市長(75)は2期4年務めた。

 当初、立候補していた伊藤一長・前長崎市長が4月17日の銃撃事件で亡くなったため、佐竹氏が「思いを受け継ぐ」として補充立候補していた。

(2007年6月1日12時40分; 読売新聞)




秋田市にとっては、久々の快挙ですね。全国市長会長になることがどれ程のことなのか、正直のところよく分かりませんが、自殺や殺人事件やら、人口減やらとここ数年ハッピーな話題の少ない秋田にとって、ここは素直に喜ぶとしましょう。

佐竹敬久(さたけのりひさ)市長は、武家屋敷や枝垂れ桜で有名なみちのくの小京都・角館出身で、秋田藩主佐竹家の佐竹北家の出と言われています。Satake

言ってみれば、れっきとしたお殿様で、身のこなし、語り口もどことなく垢抜けしていて、今までの秋田にはいないタイプの市長ですね。

先日のテレビでは、「そのまんま東とはいかないが、そのまんま佐竹として全国に秋田を売り込んでいく。」と息巻いていましたが、頑張って欲しいですね。

そのためには、市長自身の顔を売ることは勿論ですが、全国へ発信できるような地場産業の育成、観光開発、若者が定着できる働く場所の確保など課題は山積しています。

秋田市は、意外かも知れませんが、気候は比較的温暖で、雪もそれ程積もりません。だから、茨城の常陸太田から秋田へ転封された佐竹氏は、最初横手に城を構えようとしましたが、日本海側に気候風土のいい平原があるとの噂を聞きつけ、今の秋田市に城を築くことになったのです。

秋田で9月29日(土)から秋田わか杉国体が開催されます。 Sugi

この機に乗じて、大いに秋田を売り込んで欲しいものです。

                                君のハートよ位置につけ




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おもしろ昭和あそび館

先に、家内の実家(県南)へ行く用事があり、ついでに横手の秋田ふるさと村へ行ってきた。

その時やっていたイベントは、「おもしろ昭和あそび館」で、昭和の懐かしい光景を堪能できた。

最近は、昭和を懐かしむ風潮が強いようだ。

関連があるのか分からないが、若者の保守化、社会党を改名して誕生した革新政党の急先鋒社民党も今や風前の灯火。政界は保守二大政党時代と言ってもいい(民主党は革新政党とは思わない)。懐古主義、憲法改正への動き、先の大戦を見直そうとする動き、映画でも「ALWAYS」や、「男たちの大和」などなどの大ヒット、これも昭和生まれの団塊の世代が定年を迎えようとする今だからこそだろうか。

そんな理屈は別にして、この催し物結構楽しめた。

ちょっと昭和のはな垂れ小僧に戻った錯覚をしばし味わうことができた。あの頃は、空き地という空き地は子どもでいっぱいだったよなぁ。みんな貧乏だったので、継ぎ接ぎだらけの服でも一向に気にならない。思いっきり土まみれになって遊んだもんだ。

家族連れが多く、子ども達も結構昭和の遊びに興じていた。彼らにしてみれば新鮮な世界なのかも知れない。

(写真をクリックすると大きくなります)


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ちょっとお気に入りの一品

こんなマグボトルを買いました。        Sonomanma_4

たかが魔法瓶と言うなかれ。

これがなかなか便利で、毎日職場に持って行って、温か~~~い飲み物をチビチビやってます。

このマグボトルは350mlで小さめですが、夏場は別として自分には十分な容量。カバンにポイッと放り込んでも、さほどかさばりません。横に寝かして入れようが逆さに入れようが、他の製品でよく問題になる液漏れは全くありません。(ただし、言うまでもなく、飲み物を入れすぎると液漏れします。)

なお、トールボーイタイプの500mlサイズも用意されています。 Futaakeru_2

操作はいたって簡単。片手で持って、親指でロックボタンを押し下げてロックを解除(赤い色が表示される)、その上のボタンを押すと蓋が勢いよく開きます。

こう書くと一見面倒そうですが、通常ロックするのは、カバンに入れる時くらいですから、完全ワンタッチで軽快そのもの。いちいち両手で蓋を回して開ける必要はありません。蓋の置き場にも困りません。

蓋は、2段階開くようになっており、最大に開くと軽くロックされて勝手に閉まることがないので、飲む時に蓋が鼻にあたるようなこともありません。細かい所まで工夫されていますね。

閉じるのも、その逆でOK。片手でほとんどの操作ができるので、車の運転中なんかは特に便利です。 また、ドリンクホルダーにピッタリのサイズです。Uekaramiru_1

ステンレス製ですが、飲み口は樹脂製で熱い飲み物でも熱くて口を付けられないということがありません。

ただ、1つだけ注意点は、他の製品のように飲み口もステンレス製だと口を付けた時点で熱いので、注意して飲みますが、これは、樹脂製の飲み口のため口を付けても暖かい程度。油断して一気に飲もうとすると中身は熱いですから火傷の心配が。慣れればどうってことないですが、使い始めは充分注意してください。

さて、洗うのも、蓋のユニットを回すと簡単に外れ、丸ごと水洗いができます。蓋のユニットを外すと大きな開口部が現れますから、これから暑い夏、氷だって入れられます。Bunkai_1

この商品は、この種のメーカーとしては知る人ぞ知るTHERMOS製。 真空断熱ケータイマグ メタルブラックで、350mlサイズが型番JMX-350MBKで2,780円(定価4,200円)、500mlサイズが型番JMX-500MBKで2,980円(定価4,725円)。いずれも送料無料でアマゾンで購入できます。もっと安いものはいくらでも売られていますが、安物買いの銭失い。少々高いだけのことはあります。

ネットで注文して、翌日配達されたのには驚きました(私は秋田市ですよ!)。この種のものには保冷しかできないのもありますので注意。勿論、これは保温も保冷もOK。夏場のことを考え、いずれ500mlも購入しようかと思っています。

なんか、宣伝ぽくなってしまいましたが、とても気に入っているので紹介しました。




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