秋田美人のルーツ
秋田に住んでいて、「秋田美人」を語らない訳にはいくまい。
でも、本当に秋田には美人が多いのだろうか?
秋田に住んでいて、あまり感じたことは無い。
ところが、出張や旅行で県外へ出かけ、秋田に帰って来て、街を歩く女性の美しさに驚いたことは一度や二度ではない。(旅先で偶然美人と出会わなかっただけのことかも知れないが)
うむ、やはり秋田は美人の宝庫なのかも知れない。
秋田大学名誉教授で、日本史家、古代史家、東北地方史を専門領域とし、東北大学の文学博士である新野直吉(にいのなおよし)氏が執筆した『秋田美人の謎』には、なかなか興味深いことが書かれていた。
日本人はA型率の大変高い血液を持っているという。
ところが秋田県人はB型率が全国一だそうだ。
B型は北方系でありかつ白人に近いという興味深い事実である。
特に、世界の美人の里、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方の血が入っていると、まことしやかに言う人もいるらしい。
また、新野氏はとても興味深いことに、秋田犬の血液型はA型で、他の日本犬の多くはG型であり、欧州の犬の血液型はA型が多いと述べ ている。つまり、むかし欧州と秋田とは何らかの交流があったのではないかというのである。
秋田の日本海側南部(由利地方)や庄内地方には、「ハンコタンナ」という女性専用の労働用被り物がある。黒い細長い布を顔に巻いて眼だけが出るよになっている。 これは、日除けの意味を持つのだろうが、一説では、殿様が若い美人の娘を見つけ次第城に連れて行き手篭めにするという噂が立ったため、このような被り物をして年齢不詳かつ美人かブスか分からないようにしたという。
このことだけで、秋田には他藩から来た殿様も心ときめく美しい娘が多かったと決め付けるのは無理があるだろうが、興味深い話ではある。
雑誌『太陽』(No.243)には、秋田美人として当時のミスリンゴである矢島理佳子さんが紹介され ている。彼女は典型的な秋田美人として捉えられているようだ。
秋田美人は、面長で奥二重、頬から顎にかけてすんなりした優しい線である。いわゆる瓜実形ということらしい。鼻筋が通っており、目は一般にすがすがしい。大きくぱっちりしているともいえないし、特別に切れ長であるともいえない。だが決してギョロッともしていないし、つり上がってもいない。
そして極めつけが、その肌の白さであり、しっとりしてきめ細かいことである。
これはよく言われる、冬季間の日照時間の少なさや、湿度の高さが影響していると思われるが、一般の日本人に比べ、極めて白人に近いのだそうだ。
つまり、単に日照時間の影響だけでなく、DNAでの面でも白人に近いというのである。
そう言えば、秋田県人は背が高いという統計がある。体型もスラリとしている人が多い。
昨今は全国一の人口減少県の汚名を拝している我が秋田県であり、若い女性も関東方面などへ流出していく一方である。だから、成人女性の秋田美人も県内には少なくなっていることは容易に想像がつく。
ならば、まだ秋田に留まっている子どもを見れば分かるのではないか。ちなみに、小・中・高校生の体格は秋田県は全国一良い。逆に座高は低い。つまり背が高く足長のスラリとした体型であることが分かる。
長崎宏子(ながさきひろこ)という水泳のオリンピック選手がいた。当時彼女は中学生だったが、美少女として某NHK全国放送などで騒がれたらしい。
まあ、絶世の美少女とは思わないし、あの手の美少女だったら秋田に来ればいくらでも見られる。確かに魅力的な顔立ちの少女ではあったしスタイルも良かったことは認めるが、その彼女にしても、もう秋田にはいない。 秋田の殿様佐竹氏は今の茨城県常陸太田市から転封されてきたが、常陸太田市の方は自虐的にユーモアを交えて、「佐竹さんが美人をかき集めて秋田へ連れていったから秋田には美人が多く、常陸太田市には美人がいない」...と言っているそうで。
そう言えば、佐竹さんが最初に立ち寄った秋田県でも県南(今の仙北市周辺)地方には確かに色白で、はっとするような美人が多い。
ちなみに、うちのかみさんも県南出身だが例外もあるということか。
そのうち、美人流出で我々秋田県人も同じことを思う日が来るかも。
歌手の藤あや子も秋田、それも仙北市角館出身である。個人的にはあの顔立ちはあまり好きになれないが、客観的に確かに美人ではある。
彼女も、秋田から出て行った人である。
最近注目されているのが、ABS秋田放送の女子アナ・伊藤綾子。結構全国規模で騒がれて いるようで、中には秋田の片田舎に置いておくのはもったいない、などとのたまう輩もいる。
確かに、デビュー当時は本当に美人だったが、最近はお化粧が濃いようでどうかな?
美人はスッピンが一番と思う私は古いのかも知れない。
彼女もいずれは県外に引っ張られるんだろうなぁ。
衰退一途の秋田県。でもこう考えてくると、秋田起こしのキーワードは「秋田美人」かも知れないなどと思ったりする。
秋田市には歓楽街「川反(かわばた)」がある。今は見る影も無いが、一頃は東北一と言われていた。そもそも「秋田美人」という言葉は、そこでお相手していた芸子が美人だったことが発端で全国に発信されたとも言われている。
綺麗どころを再び川反に集め、過去の盛隆を取り戻すのも手かな?と思うのは、やはり安直かな。
とにかくも、秋田美人の流出を、秋田男児は断固として阻止せねば、明日の秋田はね~ど!
生涯秋田に住む気概のある秋田男児は、早めに秋田おばこと結婚してしまえば流出は防げるど!
最後に紹介しておこう。こんな取り組みをしているところがある。秋田美人倶楽部会員募集!ということである。秋田県外の女性なら誰でも無料で会員になれ、特典も盛りだくさんらしい。貴女もいかがだろう。
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