愛媛県の南西、宇和海を望む高台に旧海軍戦闘機、「紫電改」が復元、展示されているのを ご存じの方も多いかと思います。自分は「紫電改が海中から引き揚げられた」記憶はあった けど、その後のことは知りませんでした。この宇和海に来たきっかけは一冊の本から。 その本のタイトルは「紫電改の六機」であります。四国・松山の第343航空隊が終戦間際、 ある日の未帰還機が6機、その内の1機がこの宇和海に不時着水した機体だそうです。 搭乗員(パイロット)はその6人のどなたか不明だそうなので、6人の御遺影が機体前に 祀られていました。 機体の右側には「紫電改」(について)と「剣部隊6機帰還せず」のVTRが見られます。 機体引き上げの際の写真展示 昭和59年の引き揚げだそうなので、39年間、宇和海の海底に着水後水没していたのを ダイバーが発見し、写真の機体の引き揚げ、復元、展示に至ったのでした。 復元と言っても、完全な外形に戻すことはせず、錆びやフジツボなどを落とし、防錆処理、 その後塗装した位。プロペラも着水時に曲がったままの状態で取り付けられています。 羽布貼りの動翼部は貼り直しはしない様子。外板は腐食による小さい穴が無数にあく。 この「紫電改」は、宇和海を見下ろす山の上の、この建物の中に保存・展示されています。 (ちなみに見学は無料) 手前のテーブルには宇和海の地図、紫電改の発見された場所などが記されています。 紫電改展示館からもう少しあがっていくと、山の頂上にこんなタワーが。 「宇和海展望タワー」といいまして、高さ110m。1時間に3回運行。(こちらは有料) 折角だから乗ってみることに。この日は天気も良く、四国は梅雨明けの日でした。 紫電改保存館からも見えるけど、宇和海の景色は素晴らしいモノがあります。 ちなみに画面中央よりやや左の、海が狭くなっているあたりが機体のあった所だそうです。 素晴らしい景色の前で、いろいろ考えてしまうのでした。 搭乗員の方々、この戦争で亡くなられた方々に心から哀悼の意を表すものであります。 近県の方以外は、宇和海という場所がちょっと松山、高知の両空港からも遠いので、 空港からレンタカーで訪問というのが一般的かな?と思われます。 カーナビだったら、「宇和海展望タワー」で場所が分かります。 でもソレガシのジャ●ネットのカーナビ、最後までベクターしてくれなかった(失笑)。 最近、右と左を言い間違えるし(涙)。 ↑実は横浜から宇和海まで運転して行ってしまったのでした(超疲れ)。 |
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こんばんは、ホクレアの記事でコメントを頂いた薫です。 |
薫 2007/08/06 23:54 |
>薫さん |
May-You 2007/08/09 22:23 |
こんばんは |
いちごういちえ 2007/08/22 23:43 |
>いちごういちえ さん |
May-You 2007/08/28 23:56 |
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