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【芸能】

ミキティ独占インタビュー!! 脱アイドルに「悔いなし!!」

2008年7月19日 紙面から

=16日、東京都港区東麻布のアップフロントエージェンシーで

写真

 昨年6月にモーニング娘。を卒業し、歌手、女優として活躍する藤本美貴(23)が、このほど本紙の単独インタビューに応じ、アイドル時代から180度変わった現在の芸能活動について「私自身が選んだ道。後悔はしていません」と激白した。お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春(32)との熱愛報道の責任を取り、自らグループ“脱退”の道を選んだが、その恋は今も継続中という。公私にわたって順調なミキティに迫った−。 (江川悠)

26日間だけのリーダー

 モーニング娘。に入って5年目の昨年5月、吉澤ひとみの卒業に伴い第5代のリーダーに就任した藤本だったが、写真週刊誌で庄司との岩盤浴デートやお泊まりが報じられ、1カ月にも満たないうちに「自分自身へのけじめ」としてグループ脱退を申し入れた。リーダー期間は、史上最短の26日。人生は180度変わった。

 「後悔はしてないし、アイドルに戻りたいとも思わないですね。抜け方については、メンバーやかかわっていた人たちに迷惑をかけたなと思いますが、モーニングに一生いられるわけじゃない。それに、私自身はリーダーになったからって特別な意識はありませんでした。リーダーが誰であろうと、結局グループ内は個人個人の闘いですから」

 今年4月にソロとして再出発。事務所の先輩・堀内孝雄との共作シングルとなる歌謡曲「置き手紙」のリリースに加え、初主演舞台「HAKANA」では、胸をもまれたり放送禁止用語のセリフありなど、体当たりの演技を披露した。

 「性格は男っぽいし、もともと型にはまったアイドルではなかったので楽ですよ。素に近い自分でいろんなことを考えるチャンスなのかなって。前向きにいくしかないですね。負けず嫌いですから!!」

 幼少期は祖母の影響で演歌歌手にあこがれた時期もあったという藤本。最新曲「置き手紙」では、人生初のカセットテープも発売。キャンペーンで全国各地のショッピングセンターや小さなレコード店を回った。

歌謡曲の世界へ転身

 「すごく新鮮でしたね。これからも歌謡曲を頑張って、私が知らないおじいちゃん、おばあちゃんにも幅広く聴いてもらえるようになりたい。祖母はカセットしか聴けないので、ようやく私の曲を聴いてもらえるときがきた。『一緒にカラオケに行こうね』って言っています」

 熱愛報道がきっかけで、歌謡曲の世界に転身する形となったが、持ち前の負けん気で大チャンスと受け止めているようだ。

 「すべてにおいて、私は自分は自分でありたいし、自分の道は自分で決めたい。ファンの人には、アイドルというくくりをなくして、女性の部分であったり、男っぽかったり人間くさいところも含めて、いろんな私を見てほしい」

自ら“熱愛”認めた!!

 自分の道は自分で決める−。それは、恋愛も仕事も含めてすべてだという。現在も庄司と交際中とされている藤本。恋愛を捨ててモーニング娘。のリーダーを続行させるという選択肢はなかったのか?

 「ありましたね。でも、(捨てることは)しなかったですね。自分が必要だと思う相手だから? そうですね。今の私がそう選んでいるからじゃないですか? (心に)うそをつくことはできないし、常にまっすぐ自分に正直でいたい」

 これまで「ご想像にお任せします」と明言を避けてきたが、初めて自らの口で交際を認めた。ごく一部で報じられた「結婚秒読み」は言下に否定しつつも、こんな発言も飛び出した。

 「結婚願望? 1回はしたいですけど、今のところないですね。子どもは3人くらい欲しいけど…(産むときに)痛そう。でも、専業主婦にはなれないですね。働いてないと死んじゃう〜。今の仕事が大好きなので、続けていきたい」

 今後も歌謡曲を主軸に幅広い分野で羽ばたくことを誓ったミキティ。私生活の充実ぶりが手伝ってか、夢はまだまだふくらむ。

 「目標は長山洋子さん。アイドルから演歌歌手になって、今もご活躍されている方ですから。年末は紅白(歌合戦)に出ることが、歌手としてのひとつの目標。(CDデビューした02年に)ソロで出て、モーニングでも出ましたから。今度は歌謡曲で出られたらかっこいいですよね!!」

 

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