Print this Post Article Lists Back

30年来の友情逆手、親友宅から金品盗む /ソウル 

 ソウル永登浦署は18日、30年来の親友宅に押し入り、現金や貴金属5000万ウォン(約527万円)相当を盗んだ疑いで無職の男(48)の逮捕状を請求し、日本に逃走した共犯の無職の男(47)を指名手配した。被害者は主犯の男が事業に失敗したことを連日慰めていたといい、友情を逆手に恩をあだで返した犯行は捜査関係者をあきれさせている。

 調べによると、主犯の男は5月22日夕方、ソウル市永登浦区大林洞にある食堂経営者の男性Aさん(48)宅近所に向かい、「ビリヤードをしよう」とAさんを外に誘い出した。同時に共犯の男に連絡し、あらかじめ合い鍵をつくっておいたAさん宅の鍵を手渡し、Aさん宅に押し入らせ、現金4000万ウォン、額面10万ウォンの小切手60枚、金のネックレス、ダイヤモンドの指輪などを盗んだ疑い。

 容疑者らはAさんが普段から自宅に多額の現金を置いていることを知り、犯行を計画した。犯行3日前にはAさんに車を貸してほしいと頼み、自動車のキーと一緒に付いていた家の鍵で合い鍵を作成していた。

 捜査関係者は「主犯の男とAさんは30年前の18歳の時から近所に住み、親しく付き合っていた。最近主犯の男が事業に失敗し失業状態だったので、Aさんは毎日のように酒と食事をおごり、男を慰めていた」と話している。

パク・セミ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
このページのトップに戻る