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ページ更新時間:2008年7月19日(土) 07時13分

名古屋・三重でも教員試験合否通知

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全国的に教員採用試験に対する不信感が高まる中、東海地方でも問題が発覚しました。
名古屋市と三重県の教育委員会が受験者の合否を、議員や教員のOBに本人への通知より前に連絡していたことが分かりました。
名古屋市教育委員会によりますと一次、二次の試験結果を問い合わせてきた市会議員や元教員らに本人への通知発送の翌日、教育委員会の職員が個別に電話連絡していたといいます。この時点で、本人の元に合否通知が届いたかどうかは、考慮されていません。
教育委員会では「発送後なので合否に影響ない」「頼まれたからやってた」と話していて、「悪いと思った」「今後は改める」としています。
CBCの取材に、ある名古屋市会議員は「後援会関係者らに頼まれて教育委員会に合否を問い合わせたことはある。断りにくかったためやったが、合格のための口利きなどはしていない」と話しています。
一方、三重県でも、教員採用試験の結果は毎年、県庁やホームページで公表していますが、2年前までは県議らの依頼をけて発表の直前に合否を電話で連絡していました。こちらも教育委員会の職員が議員に個別に電話連絡していました。
教育委員会は、合格の依頼などはなかったと話していますが、県がおととし12月に県議等からの『口利き』を文書で残し、情報公開の対象にしてからピタッと依頼が無くなったといいます。(18日18:59)