父親殺害の４３歳長男を逮捕　大阪・西成

　父親を口論の末に殺害したとして、大阪府警西成署は１８日、殺人容疑で長男の無職、今里孝一容疑者（４３）を逮捕した。調べに対し「家の改装工事をめぐって口論になった。幼いころから疎んじられてきた恨みもあった」などと供述しているという。

　調べでは、今里容疑者は１７日未明に大阪市西成区松の自宅で、父親で韓国籍の無職、金中桂（ちゅうけい）さん（８０）と口論になり、数時間後にベッドで寝ていた金さんの頭を金づちで数回殴って殺害した疑い。

　今里容疑者は金さんと２人暮らし。１８日午前５時ごろに友人へ「父親を殺した」と電話し、友人からの通報を受けた西成署員が死亡している金さんを発見した。