経済

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

原油先物相場:NY 130ドル割れ 3日間で15ドル下落--1カ月半ぶり安値

 【ワシントン斉藤信宏】17日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、米国内での原油需要の落ち込みに対する警戒感が強まったことを受けて3日続落し、指標である米国産標準油種(WTI)の8月渡しの終値は前日終値比5・31ドル安の1バレル=129・29ドルまで値下がりし、6月5日以来約1カ月半ぶりの安値で通常取引を終えた。米景気の後退観測で、ここ3日間の下落幅は15・89ドルに達した。

 前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫で、原油とガソリンの在庫が急増。17日には天然ガス在庫が市場予想を超える増加を記録。エネルギー需要全般の減退が確認されたとして原油売りに拍車がかかった。市場では「原油先物バブル崩壊のきっかけになるのではないか」(米エコノミスト)との指摘も出ていた。

 ◇NY株、207ドル高

 また、17日のニューヨーク株式市場は、原油価格の急落などを受けて急伸。ダウ工業株30種平均の終値は前日終値比207・38ドル高の1万1446・66ドルまで上昇し、終値としては6月26日以来3週間ぶりの高値で取引を終えた。ハイテク銘柄主体のナスダック総合指数も続伸、終値は同27・45ポイント高の2312・30だった。

毎日新聞 2008年7月18日 東京夕刊

検索:

経済 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報