安倍前首相は18日、名古屋市内で講演し、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除について「米国側の対応は、少し代償を払いすぎてはいないかと思う」と批判した。(1)抽出したプルトニウムの量(2)ウラン濃縮問題(3)外国への核技術拡散(4)核兵器の製造量――の4点の疑惑のうち、プルトニウム問題しか申告していないと指摘したうえで「一つですら、しっかりと検証できないようではどうしようもない。これからも国際社会と連携して、さらに圧力をかけていくことが必要だ。まだまだ北朝鮮がお利口な国になったわけではない。信用するわけにいかない」と強調した。