映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」の完成披露試写会が1日、東京都渋谷区の代々木第二体育館で開かれ、鬼太郎役のウエンツ瑛士さん(22)ら豪華な妖怪軍団が駆けつけた。ウエンツさんは「今回は一から作り直した別物。この映画が楽しくないわけない」と自信を見せ付けていた。
試写会には、山びこや油すましの着ぐるみが出迎えるなど妖怪一色。キャスト入場では、緒形拳さん(70)らベテランから、お笑いユニット「羞恥心」の上地雄輔さん(29)らブレーク中のメンバーばかりだけに、大声援が送られた。
猫娘の田中麗奈さん(28)が「3があればぜひ出たい」と次回作に意欲を見せると、妖怪・釣瓶火(つるべび)のアナウンサー、軽部真一さん(45)が「猫娘は、ねずみ男と鬼太郎のどっちが好き?」と質問をぶつけて田中さんを困らせると、ねずみ男の大泉洋さん(35)が「それって必要な質問ですか?」と“異議”を申し立てた。また、子なき爺の間寛平さん(58)が「冬の撮影なのでたき火に当たっていると、(子なき爺の)みのが焼けて……。焼死していたら映画はお蔵入りでした」と来場者を笑わせた。
「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」は、07年4月に公開されて23億円のヒットを記録した実写版鬼太郎映画の第2弾。呪いの「かごめ歌」を聞いた若い女性が失そうするという謎の事件に巻き込まれた女子高生の楓(北乃きいさん)が、鬼太郎に助けを求めて、鬼太郎は呪いの歌を解く方法を見つける。ところが、その背後には人と妖怪の許されない恋があり、ぬらりひょん(緒方さん)が人を滅ぼすべく暗躍し、鬼太郎と対決するというストーリー。7月12日から全国ロードショー。【河村成浩】
2008年7月1日