2008年07月19日

親も学校も冷たい

今や35歳までの就労人口の20%以上がフリーターだという。都市部に限って言えば、さらに多いんじゃなかろうか。これらの人は、同じような流れを経ている。

すなわち1)昨日書いた通り「自分のポテンシャルは高い。何にでもなれる」と思っているため、学校卒業時も定職に就かない。2)親も「きっとこの子はもっと伸びる」と妄想し「急いで進路を決めなくていいから」と就職を無理強いしない。3)2〜3年毎に様々な仕事を試し、挫折を繰り返す。4)気がつけば就職出来なくなっている。

といった具合。このタイプの人は「ワーキングプア」と呼ばれるほどで、収入少なく結婚も難しい。多くの人が税金あまり払わず、年金の加入率低い。客観的に評価すれば「お先真っ暗」なのだけれど、本人達は30歳代中盤を過ぎないと自覚出来ないから困ったもの。

一番悪いのは親だ。何としても定職に就かせないといけないのに、甘いのなんの! も一つは「良い指導者に巡り会えない」こと。良い指導者ならキチンと見切りをつけてくれる。才能有れば伸ばしてくれ、限界なら上手に教えてくれるのだ。

しかし商売がらみになると「キミは可能性有る! もう少し頑張れ!」引っ張る。まぁ悪循環というヤツ。本来なら学校の先生とか、クラブ活動のコーチなどがこの役割を果たすのだろうけれど、今や期待出来ない状態。若い人には率直な意見を言う指導者が絶対に必要だと考える。
posted by 親方 at 14:00| Comment(1) | 国沢光宏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさか、”指導者が必要”というのが、答えというオチじゃないですよね…
Posted by ながさわ at 2008年07月19日 00:54
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