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阪神タイガースの檜山進次郎選手が「在日」を公表

 日本プロ野球の名門球団、阪神タイガースの4番打者・檜山進次郎選手(34)が、自分が韓国国籍で「黄進煥(ファン・シンファン)」という韓国名を持つことを明らかにし、話題となっている。

 在日韓国人2世の檜山選手は最近、日本で発行されている在日系新聞「統一日報」とのインタビューで、自らの野球人生を振り返りながらこうした事実を明らかにした。

 檜山選手はインタビューで「長く現役でいるためにも一日一日精一杯がんばりたい」とし、「韓国人魂みたいなものをみせたい」と話した。

 また、「日本の野球界は帰化している選手も含め韓国人が多い。一線で活躍している人のほとんどが韓国人という話もある」とし、日本野球界での韓国系選手の活躍を紹介した。

 その理由については「(韓国人選手は)食生活の違いもあって、体がもともと強く、負けん気も強い」と説明した。

 阪神の生え抜きで13年間プロ生活を続けている檜山選手は入団当時、書類の国籍欄に「韓国」と記入し、普段から自分が韓国人であることを隠そうとせず、日本の野球界や在日同胞社会ではよく知られる話だった。

 しかし、マスコミを通じて本人自らが韓国人であることを公表したのは異例のこととして受け止められている。

 19日付け「週刊現代」は檜山選手のインタビュー内容について「カミングアウト」と表現し、「在日魂で阪神の連覇に貢献してほしい」と注文した。

 大阪を本拠地とする阪神タイガースは昨年、18年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本列島に「阪神旋風」を巻き起こした。檜山選手は3年間阪神の選手会長を務めた主力選手で、打率.289、77打点、19本塁打の活躍で優勝に貢献した。

東京=チョン・グォンヒョン特派員 khjung@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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