2008年 07月 18日
「NHK朝ドラ」とEXILEのミスマッチ
西田敏行、眞木大輔…というキャスティングについて、私は、事務所が榮倉奈々のために以前の仕事で馴染みのある俳優を起用させたものと受け止めています。

それから、NHKの朝ドラには、全国の保守的な中高年層を含む、幅広い視聴者がついているので、特に保守的な中高年層に「今どきの若い人」の姿を好意的に受け止めてもらうために苦慮したのだろう、と思います。

自ずと、ダンスにハマっている人やEXILEファンにしてみれば、ドラマや眞木大輔に期待するイメージからは、脚本・演出共々さぞギャップが大きいことでしょう。ネット上の低評価は、そもそも脚本家やプロデューサーが「元々、朝ドラ視聴者としては圏外」と割り切った視聴者による、想定内のクレームなのかも知れません。
EXILEファンには不本意かも知れませんが、ダンスが何だか知らず、「クラブ」に通う不良としか受け止められないような中高年層に、「眞木大輔を貸してやる!」といった大らかさも必要と思います。

一方、榮倉奈々の良さは、素の「素朴なひたむきさ」が、あらゆる不器用さを上回っていることです。確かにビジュアル的には胸や顔立ちの華が乏しいかも知れませんが、今どき美容整形もしないで、髪でさえ素のままでいること自体、物凄い存在感になっていると思うのです。せいぜいピアスは仕方ありません。
演技力も器用でないかも知れませんし、時々「(気持ちが)抜けちゃってるかな?」と感じる場面もありますが、それも今どきの若い人の表情としては、むしろフツーな感じです。要所の集中力は素晴らしく、私は決して「棒」とは思いません。

このドラマに期待すべきはダンスや下町情緒のリアリティ、ドラマティックな感動というよりも、忘れていた「人情を思い出して、感じること。」に尽きると思うのです。そして、ベテラン俳優陣と子役の堅実な演技に支えられて、広く世間にウケるかどうかは別にしても、私は十分に表現できていると感じています。


NHK連続テレビ小説で話題! EXILEメンバーの“棒”っぷり
2008年7月17日 21時22分

 ヤフーユーザーレビューでは、5段階で最低の星1つが果てしなく並ぶという、異例の低評価を誇る、NHK朝ドラ『瞳』。コメント欄では、「感動する場面が皆無」「すべてが面白くない」「台本がめちゃめちゃで雑」「最低のドラマ」「NHKどうしちゃったの?」「不視聴運動」などなど、かつてないほどの惨憺たる評価が相次いでいる。そして、主人公役の榮倉奈々はじめ、「棒読みだらけ」と評される出演者たちのなかでも、ひときわ輝く棒読みぶりを披露している人物がいる。EXILE MAKIDAIこと眞木大輔が演じる「伝説のダンサー・KEN」だ。
 ドラマは、まるでエイベックスとのタイアップではないかと思うほど、「伝説のダンサー」を祭り上げているにもかかわらず、彼の演技力については「伝説級の棒(読み)」「聞いてても観てても恥ずかしくなる」「棒ダンサー」などの声が続出。
 EXILEファンの間でも「ダンスだけ踊っていればかっこいいのに」「しゃべらなくて良い」「(演技は)全然知らない、必要ない」などという評判が聞こえてくるほどなのだ。
 だが、これには大いに反論するファンもいる。
「MAKIDAIは、映画『渋谷区円山町』に出演していたときや、ドラマ『ホットマン2』では、もっと自然な演技だったんですよ(怒)。朝ドラの脚本がひどすぎるんだと思う」
 そんな彼、実は6月21日放送のNHK『土曜スタジオパーク』に出演した折、ちらりと気になるこんな発言をしていた。
「僕のセリフ、『……』ばっかりで、セリフがちゃんとないんですよ(苦笑)」
 なんとあの棒読み演技は、脚本のせいだったということ!? だとしたら、「伝説の棒ダンサー」の称号は、気の毒な気もするが……。だが、一方で、ある演劇ファンはこう話す。
「『劇団EXILE』として彼らが出ていた舞台には、目立って『棒読みの人』が何人かいて、EXILEを全然知らない人でも、すぐに誰がメンバーなのか(その棒読み具合から)わかりましたよ(笑)」
 8月には、そんなMAKIDAIが吹き替え版の声優を務めた米映画『ハンコック』の公開が控えている。
 ヒット曲を連発し、「めちゃイケ」の企画から生まれた「オカザイル」人気などでも、ファンの幅を広げているEXILEだが、演技のほうはまだまだ不安要素だらけのようだ。
(田幸和歌子)

by azatsu0422 | 2008-07-18 12:17 | 芸能(特集・榮倉奈々) | Trackback | Comments(0)
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