ここから本文エリア
現在位置:asahi.com> マイタウン> 岐阜> 記事
多治見病院に「ドクターカー」
2008年07月17日
多治見市の県立多治見病院で16日、医師らが運転して医療現場に駆けつけるドクターカーの贈呈式があった=写真。運転の習熟訓練などを経て、全国に先駆けて9月から本格的に運用開始する予定。
寄贈したのは、同市で燃料会社などを経営する加藤智子さん(69)。贈呈式で「家族が長年にわたり、この病院でお世話になったのが縁で贈ることにした」などと話した。
ドクターカーは、無線や医療機器を積み込んで医師、看護師が運転する。6月の改正道交法施行により、患者を運べない普通車でも赤色灯やサイレンを取り付けて指定を受ければ、緊急車両と見なされるようになった。このため、医師が救急車に同乗したり、パトカーの先導を受けたりしなくても現場に急行できる。
同病院によると、救急車やドクターヘリよりも小回りが利き、緊急時に事故現場や近隣病院などに医師を派遣しやすくなるという。医師、看護師それぞれ8人ずつの計16人が乗務する予定。市消防本部や自動車教習所などで運転の訓練を受ける。
- PR情報
-
|