2008/07/18(金) 21:48:15 [メディア/意見書]
毎日新聞“調査結果”を7月20日に掲載
毎日新聞社の対応
毎日新聞社が英文サイトを通じて海外に配信した膨大な卑猥記事について、同紙は、「毎日新聞社は英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコラム「WaiWai」に不適切な記事が掲載された問題で内部調査を進めております。記事が出た経緯などの調査結果は今月中旬に公表する予定です。社外の有識者でつくる第三者機関「『開かれた新聞』委員会」に見解を求め紙面で報告します」と記している。その状況について、毎日新聞に尋ねたので小稿に報告する。博士の独り言/写真は毎日新聞 7月7日付記事。参照のために引用
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“調査結果”を7月20日「朝刊」に掲載
表題に引用する記事は、同新聞社のWeb版からはすでにこの公告は消去されており、また、「記事が出た経緯などの調査結果は今月中旬に公表する予定です」と公告していながら、しかし、この7月18日まで同事項に関する何の「公表」も無い状況である。そこで、毎日新聞社に尋ねたので報告する。 (以下、敬語、敬称略)
筆 者: 当該の英文サイトの卑猥記事について、御紙は、「記事が出た経緯などの調査結果は今月中旬に公表する予定です」と公告しておられる。だが、現時点(7月18日)まで、同事項に関する「公表」が無い状況にあるが。
毎 日: それについては、7月20日付の朝刊に出す予定だ。
筆 者: 公告しておられた通り、「記事が出た経過など調査結果」と謂える記事になるのか?
毎 日: 内容については申し上げることはできない。
筆 者: 内容は当日の記事を読めば判ると思う。日曜に出される記事の性質について、お尋ねしているのだが。
毎 日: それも申し上げることはできない。
筆 者: 御紙の対応は、いつも箱を開けてみて失望を誘うものが目立つ。今般も曖昧に過ぎて、心ある人々を落胆させる内容と理解してよろしいか?
毎 日: 「『開かれた新聞』委員会」に聞いた意見を載せる、とだけは申しておく。
筆 者: 同委員会の意見を載せられるのは理解できる。だが、公告しておられた主題は、あくまで、「調査結果」ではないのか? 御紙の内部組織に等しい「『開かれた新聞』委員会」のご意見を拝読するよい機会とは思うが、同委員会に名を借りた感想を記されるだけであっては、「調査結果」にならないのではないか?
毎 日: … …
筆 者: 御紙が英文サイトを通じて流した卑猥記事は、これまで確認されただけでも200件に達しようかという膨大さである。その個々の記事を網羅した調査結果であるべきではないか。
毎 日: 朝刊(7月20日付)をご覧いただきたい。現時点では、そうとしか申し上げられない。
果たして、当日(7月20日)の記事はいかがなものになるのだろうか。心ある有志方々にはご注目いただきたい。なお、日曜日朝刊を選んだ事由は、一見、より多くの読者にじっくり読んでいただきたい、との一般的な紙面配慮に映る。だが、あくまでも、性格の悪い筆者の推測だが、一般の読者対応が休みのタイミングを狙ったかにも映る。あるいは、翌21日も休日であることを考えれば、ことさらと謂えるのではないか。
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エクアドルに関する質問状には無回答
先稿で重ねて報告したエクアドル在住の邦人方々に対する毀損該当記事について、氏名住所、連絡先を明記した上で、筆者からも7月7日付の意見書、および7月15日付の質問書を通じて、同紙の対応と訂正を求めているが、現時点までまったく回答は無い。
本件について尋ねても、担当が違うので、「わからない」との回答であった。推察するに、最初に対応を求めたエクアドル在住の日本人の方に対しても無対応、無回答とみられる。方々の真摯な問い合せに対し、あるいは小ブログからの質問、意見に対しても、あるいは、毎日新聞はこのまま握り潰すつもりではないか、と。そう実感せざるを得ない「声」の黙殺に映る。本件についても、斯様な状況にあることをみなさまに報告する。
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全面「訂正」か廃刊か
今般の、英文サイトの膨大な量の変質記事の露呈は、ネットの良識あればこその「歯止め」であり、この動きが無ければ、毎日新聞の同サイトは、雑誌にネタを借りた創意捏造記事を未だに配信し続けていたであろう。たとえ、同新聞社にその自覚は無かったとしても、この日本と国民は、延々と毎日新聞の風評被害に遭い、毀損を受ける。その国害が重なるところであった。これに歯止めをかけたネットの良識にあらためて敬意を表したい。
毎日新聞は、それまで配信を続けた200件にも達する変態、毀損記事の「訂正」をここで全面的に成すか。または、公器としての適正欠落を自覚し、国民に詫び、廃刊の道を選ぶかの岐路に置かれている、と認識して差し支えない。良識の批判に対して、一応の「おわび」と「懲戒処分」の発表はあったものの、商業メディアとして、「おわび」と共に在るべき『訂正』が現時点までまったく成されておらず、その方針が、果たして、7月20日の記事に観られるか、どうかといえば、これも期待できないのかもしれない。
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■ 主な関連記事:
・意見書「毎日新聞は全面訂正を」
・毎日取材記 2
・毎日取材記 1
・訂正なき「毎日新聞」
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【筆者記】
同新聞の英語版サイトの「醜悪さ」の淵源(えんげん)を問うとすれば、やはり、母体の「毎日新聞」に辿(たど)り着く。その認識から、同サイトを観れば、その「品位」に頷(うなづ)けるものがあるのではないか。新聞社でありながら、自らが日本語をよく理解していないかの対応がそれをよく物語っている。商業メディアが謳(うた)う「表現の自由」とは、表現の「責任」に裏打ちされる「自由」であるべきで、何でもかんでも「自由」と謂う意味ではない。この毎日系、およびTBSには、朝日系とはまた毛色が異なる退廃色が濃厚だ。報告事項が沢山あるため、小稿はこの辺にて。
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2007/05/18 00:00 設置 (PCカウント)
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、氏名とプロフィール、写真を掲載すべきと考えていますが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。