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臨床研修:産科など期間延長 医師不足で弾力化 厚労省

 新人医師に2年間義務付けられている臨床研修制度について、厚生労働省は来年度から、医師不足が著しい産婦人科や小児科などを重点的に研修する特別プログラムの導入を、大学病院に認めることを決めた。産科医や小児科医を目指す医師を増やすと同時に、研修医を厚く配置し現場の人員不足を補う狙いがある。18日開かれた厚労省の検討会に提案し、了承された。

 04年度から始まった臨床研修制度は、新人医師が行きたい病院を選び、1年目で内科と外科・救急、2年目で小児科、産婦人科、精神科、地域保健・医療の研修を受けるよう定められている。広範囲の知識や技術が習得できる一方、産科や小児科の医師からは「短い研修期間では勤務の過酷さばかりが印象に残り、診療科の魅力を伝えられない」との声が出ていた。

 来年度からは、モデル事業として、地域で医師不足が目立つ診療科の研修期間を規定より長くする弾力的な運用を認める。期間は2年のままだが、他の診療科の研修を短くする。今月中に各大学に通知し、10月までにプログラムを策定してもらう。【清水健二】

毎日新聞 2008年7月18日 20時54分

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