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[芥川龍之介]妻子らにあてた幻の遺書4通見つかる

 35歳で自殺した作家、芥川龍之介(1892〜1927)が、妻子らにあてた遺書4通がこのほど、東京都内の遺族宅で見つかった。遺書全6通の中身は全集に掲載されているが、現存する2通をのぞき、遺言に従って焼却されたと考えられていた。複製が19日から、東京都目黒区駒場の日本近代文学館で公開される。

 遺書は、芥川が愛用した松屋製の200字詰め原稿用紙に黒インクで書かれている。丁寧な筆致で、随所に推敲(すいこう)のあとが残る。

 妻にあてたうちの1通で、作品の出版権について指示した書面では、全集収録分とは異なって芥川の署名があった。一方、全集にある最後の2行は書かれていなかった。

 「わが子等(ら)に」と題した遺書の一行目「人生は死に至る戦ひなることを忘るべからず」は「死に至る」を後から加えていた。

 芥川の研究者で都留文科大名誉教授の関口安義さんは「事務連絡のような一部の文章を除き、文言をしっかり考え抜き、遺書を準備していたことが分かる貴重な資料だ。全集収録分と異なる個所などは、今後の大事な研究材料となるだろう」と話している。

 遺書は今春、孫の芥川耿子(てるこ)さんが自宅を片づけている際に見つかったという。【岸桂子】


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