<中華経済>電力不足、全国で約1400万キロワット―中国
2008年7月16日、中国全土の電力不足が15日現在で約1400万キロワットに達していることがわかった。15日付香港・財貨網が国家電網公司の責任者の話として伝えた。
国家電網公司によると、11日現在で同社が直轄管理する発電所の燃料炭在庫は3478万トンと、約10−11日分を確保している。しかし、供給される1日当たりの石炭の量が310万トンに対し、消費量は321万トンと消費量が供給を上回っているのが現状。また発電所のうち石炭のストックが7日以下の発電所は198カ所、3日以下は69カ所で、53カ所が石炭不足で運転を停止しているという。
地域別でみると、石炭不足が目立つのは山西、山東、遼寧、河北、湖南、陝西の各省。北京や天津、河北省などの地域では、五輪開催を前に電力確保にあたっているため、石炭在庫の状況は良好だという。
電力価格が政府の統制下にあることを背景に、燃料炭の価格が上昇しても、電力会社はコストを電力価格に転嫁できず、苦しい経営状態に追い込まれている。(翻訳・編集/KS)
国家電網公司によると、11日現在で同社が直轄管理する発電所の燃料炭在庫は3478万トンと、約10−11日分を確保している。しかし、供給される1日当たりの石炭の量が310万トンに対し、消費量は321万トンと消費量が供給を上回っているのが現状。また発電所のうち石炭のストックが7日以下の発電所は198カ所、3日以下は69カ所で、53カ所が石炭不足で運転を停止しているという。
地域別でみると、石炭不足が目立つのは山西、山東、遼寧、河北、湖南、陝西の各省。北京や天津、河北省などの地域では、五輪開催を前に電力確保にあたっているため、石炭在庫の状況は良好だという。
電力価格が政府の統制下にあることを背景に、燃料炭の価格が上昇しても、電力会社はコストを電力価格に転嫁できず、苦しい経営状態に追い込まれている。(翻訳・編集/KS)
2008-07-16 17:32:32 配信
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