25today.com
<{include file="/home/25todaycom/html/banner/banner_header.js"}>
オーストラリア発最新ニュース
[ 社会 ] [ コミュニティー ] [ スポーツ ] [ ビジネス ] [ 経済 ] [ 政治 ] [ 国際 ] [ 文化・芸能 ] [ 司法 ] [ そのほか ]
国際 - 2008年7月18日

ケアンズで民族差別スローガン

「鯨を救え、ジャップを撃て」
 クイーンズランド州最北部で、レンタルのキャンパーバンに、「鯨を救え、ジャップを銛で撃て」と大書されているのが目撃されたことから、7月19日、アンナ・ブライ州首相が、「民族差別行為だ。こういうことは必ずなくす」と発言する事態になった。
 また、広告基準委員会(ASB)も同スローガンが民族差別問題基準に抵触するかどうかを審査するため、ケアンズ地元民に、問題のウィケッド・キャンパーズ・バンのスローガンを撮影するよう依頼したと報道されている。ブライ州首相は、ブリスベンで報道陣を前に、「このスローガンが民族差別であることは疑いを得ない。クイーンズランド州では日本人旅行者を歓迎していることを日本の人々に知らせることが重要だ。また、ケアンズほど日本人観光客を歓迎している土地も少ない」と語った。また、「ASBにも苦情を訴えた。市民も苦情を訴えるよう望む」としている。 ASBのアリソン・アバネシー事務局長は、委員会は6台のバンのスローガンに対する苦情を審査したことを明らかにし、7月21日に結果を報告すると語った。しかし、最近のスローガンについてはまだ公式の苦情を受け取っていないとしており、「もし、そのスローガンを不快に感じた人がいるなら苦情を訴えてほしい」と語っている。同委員会は、訴えがない限り、何もできない。
 スーザン・ブースQLD州反差別委員会委員長は、「人をその人種を理由にあざけるようなスローガンも人種中傷とみなされ、処罰の対象となる」と語っている。(訳注:オーストラリアでは、捕鯨問題に限らず、フランス政府のムルロア環礁水爆実験時にフランス系市民やその財産を対象に乱暴狼藉が頻繁に起き、パースのフランス領事館が焼かれたように、環境に名を借りた民族差別行為が時々起きる)。(AAP)


文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 
オーストラリア発最新ニュース
国際のニュース
過去の記事
おことわり 広告に関するお問い合わせ サイトに関するお問い合わせ
2006 NICHIGO PRESS ALL RIGHTS RESERVED