この代償は高いものになりそうだ。イケメン俳優の藤木直人(35)を直撃した“堕胎騒動”である。
先週発売の「週刊文春」の刺激的な報道だ。昨年、藤木は福岡・中洲のクラブに勤める20代ホステスと不倫関係になり、妊娠させたうえ、堕胎を迫ったという。結局、女性は流産し、藤木は“手切れ金”として数百万円を払ったというものだ。この間の交渉事は所属事務所にまかせ、藤木からこの女性に対しては最後まで謝罪の言葉はなかったそうだ。
藤木は05年に一般女性と結婚し、翌年には第1子が誕生。これらプライベートの詳細はほとんどオープンにせず、さわやかな家庭人のイメージをウリにして女性の人気を得てきた。
仕事も絶好調だ。公開中の映画「花より男子 F」と連続ドラマ「シバトラ」(フジテレビ)に出演中。しかも、歌手としても活躍している。
しかし、タレント活動のネックになりそうなのがスポンサーの意向である。たとえば、藤木は資生堂1社提供の「おしゃれイズム」(日本テレビ)でパーソナリティーを務めている。資生堂といえばターゲットは女性で、このまま番組を続けることができるかどうか。資生堂はこう言う。
「もちろん(週刊文春の)報道は把握していますが、現時点で日本テレビさんに申し入れなどはしておりません。番組の編成権に口出しするのはさしでがましいと考えておりますので」(広報部)
この騒動で藤木が評判を落としたのは確実だろう。芸能リポーターの川内朋子氏もこう言う。
「藤木に対する女性の印象は『都会的なおしゃれな男』から、『避妊をしないダサい男』に様変わりしたと思います。遊び慣れている男性なら、後腐れなく別れられるようにその辺はキッチリしますよ。アフターケアも他人まかせではなく、相手が納得するまで自分でしなきゃ。誠意のなさも露見してしまいました」
女性に嫌われた藤木が、仕事でピンチを迎えるのは時間の問題か。
【2008年7月15日掲載記事】