6カ国協議首席代表会合の結果について説明を受け、記者の質問に答える拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表=16日午後、内閣府 拉致進展なしで支援せず 政府が被害者家族に約束北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合の結果について、政府が16日、内閣府で拉致被害者家族会や救う会のメンバーに説明。日本の首席代表を務めた斎木昭隆外務省アジア大洋州局長は「拉致問題の進展なしにはエネルギー支援はしない」と確約した。 飯塚代表らによると、斎木局長は、拉致問題の進展なしに北朝鮮にエネルギー支援をしない日本の方針について「関係国は理解してくれた」と述べた。一方、拉致被害者の再調査について北朝鮮に早期着手を要請したが明確な回答はなく、今後の協議日程も決まっていないという。 家族からは「北朝鮮側の行動に応じて(日本側が持っている)カードを切る価値があるかをきちんと検証してほしい」との要望が出た。 出席した家族会の飯塚繁雄代表(70)は「日本は、非常に難しい相手と交渉をしていると感じた」と述べた上で「拉致問題に対する考え方は変わらないとはっきり言ってくれた。その言葉を信じるしかない」と評価。
【共同通信】
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