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2008年7月17日(木) 19:20 |
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川崎被告 起訴事実を認める
去年11月、坂出市で幼い姉妹と祖母の3人が殺害された事件の初公判が高松地裁で開かれ、川崎政則被告は起訴事実を認めました。川崎被告の精神鑑定が行われ、公判では責任能力の有無が争点となります。
殺人などの罪に問われている高松市の無職・川崎政則被告の初公判には、幼い2人の娘を奪われた遺族の山下清さんも傍聴に訪れ、午前10時に始まりました。 法廷に姿を見せた川崎被告は、すぐに両手を合わせ、傍聴席などに3回、頭を下げました。 しかし、山下さんと目を合わせることはありませんでした。 川崎被告は、起訴状を読み上げる検察官の顔を全く表情を変えずに見据え、裁判長の「起訴事実に間違いはないか」という質問に対して「間違いありません」と2回繰り返して答えました。 初公判は、わずか10分で終りました。 事件は去年11月16日未明、坂出市の三浦啓子さんの家で、三浦さんと孫の山下茜ちゃん、彩菜ちゃん姉妹が、胸などを刺されて殺害され、遺体が坂出港の資材置き場に捨てられていたものです。 三浦さんの義理の弟である川崎被告は、殺人などの罪に問われています。 法廷では涙をぬぐうようなしぐさも見せた遺族の山下清さんは、裁判終了後、改めて川崎被告に対する怒りをあらわにしました。 初公判終了後に行われた話し合いで、高松地裁は、川崎被告の言動に不可解な面があるなどとして弁護側が求めていた精神鑑定を行うことを決めました。 今後、川崎被告の責任能力の有無が裁判の争点となります。
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