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採用試験で性行為アンケート、佐賀女子高校長が退職

 職員採用試験でセックスへの関心度を問うアンケートを実施したり、面接で家族構成などを聞いたりしたことが問題となった私立佐賀女子高(佐賀市)の川崎湧三校長(61)が、5月31日付で依願退職した。停職処分中だった。後任には、校長代理を務めていた久保田昭教頭(63)が1日付で就任した。

 問題のアンケートは川崎校長が実施し、面接の質問リストも川崎校長が作成した。実施はいずれも2月。高校を運営する学校法人旭学園は4月9日付で、高島忠平理事長を戒告、川崎校長を停職3か月の懲戒処分にした。川崎校長の退職理由は「一身上の都合」という。

 同学園は問題発覚後、佐賀女子高の全職員を対象に、セクハラと人権・同和に関する研修会をそれぞれ実施したほか、学園に1人だった「公正採用選考人権啓発推進員」を3人に増員し、採用試験の問題のチェック体制を強化した。

2008年6月4日  読売新聞)
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