最新KCTニュース

[2008年7月17日(木)の KCT TVニュースから]

水難救助支援に一役 売上げ貢献型自販機が登場(玉野市)

海の事故で救助にあたるボランティアの活動資金に売り上げの一部を充てる支援型自動販売機の1号機設置セレモニーが玉野市で行われました。
自動販売機を設置した岡山県水難救済会の立岡脩二会長や玉野市の黒田市長など7人で除幕をして、設置を喜び合いました。立岡会長は「この販売機により救助活動が活発にできるようになればありがたい」と話していました。岡山県水難救済会は、これまでボランティアの活動支援金を青い羽共同募金や会員から集めてきました。しかし、十分とはいえないことからコカ・コーラウエストジャパンや林原の協力により、地域貢献型販売機を設置することになりました。自動販売機の売り上げの20%が、岡山県水難救済会に寄付されます。支援金はライフジャケットやロープなどの救助活動用の資材購入費にあてられます。岡山県水難救済会では今年中に30台の自動販売機設置を目指します。また、除幕式の前には玉野海上保安部や玉野市消防本部などにより水難救助訓練も行われ、海での万が一の事態に備えていました。

備中県民局 自主防災組織づくり協議(倉敷市)

備中県民局で17日、管内の自主防災組織づくりと活動の活性化を目指す協働推進会議が開かれました。
会議には、備中県民局管内の自治会や消防団など地域の防災活動に取り組む団体の代表者ら16人が参加して、自主防災組織の設置促進について話し合いました。県内の自主防災組織の組織率は、昨年4月の段階で、全国平均の69.9%を大きく下回る45.9%で、備中県民局管内では39.9%となっています。きょうの会議では、すでに自主防災組織を立ち上げている地域の代表者から「地域内での人のつながりを深めることが、自主防災組織の大前提。日頃のコミュニケーションが重要」といった意見や、「地域の人に、災害を自分のこととして捕らえてもらえるような努力が必要」といった意見が出されました。備中県民局では、今回出された意見を参考に、管内の市町村を通じて関係団体に呼びかけ、平成23年度中に自主防災組織率を70%にまで引き上げたいとしています。

岡田小のピアノ 浜松で修理中(倉敷市)

55年ぶりにリニューアルされることになった倉敷市真備町の岡田小学校グランドピアノの修理状況を「岡田小のピアノを愛する会」のメンバーが、視察しました。
5月20日に静岡県浜松市西区の河合楽器製作所・舞阪工場に到着した岡田小のグランドピアノは、すべての部品の状態が調べられ再生のための作業が行われています。岡田地区から7人が、視察した7月15日は、岡田小のピアノと同じ型500号のグランドピアノの製作に昭和25年当時から携わっていた技士の丸山好洋さんも工場を訪れ、当時のことを懐かしみながら弦をたたくハンマーの取り替えに作業に腕をふるいました。岡田小のピアノの修理は、鍵盤で叩いた音を響かせる弦の全面張り替えと鍵盤の表面の人工象牙と人工黒檀への張り替え、ハンマーの取り替え、ピアノ本体の塗装などです。しかし、比較的しっかりしている響板やフレームをはじめ楽器王と呼ばれた河合楽器の河合小市・初代社長が開発したハンマーを動かすアクションなどは、そのまま残して使い戦後の国産第一号のピアノ技術は継承されることになりました。岡田小のグランドピアノは、9月上旬修理が完了し、中旬には、岡田小に帰ってくることになっています。なお、9月28日には、岡田小学校でおかえりなさいコンサートが開催される予定です。

倉敷中央高 情報伝達について学習(倉敷市)

県立倉敷中央高校で外部講師を招いて特別授業が行われ、2年生40人が、よりよい情報伝達について学びました。
倉敷中央高校では、総合的な学習の時間を活用して、2年生の希望者40人が情報伝達のあり方について学んでいます。きょうの特別授業では、KCT・倉敷ケーブルテレビの清水 幸太郎ディレクターが講師をつとめ、テレビやラジオなど放送とインターネットに代表される通信について説明、情報伝達の重要性について話しました。清水ディレクターは、ギャラクシー賞を受賞したくらしき百景の制作エピソードなどを話し、くらしき百景の放送により町内会の活性化など地域再発見のきっかけづくりに効果があったと話しました。情報発信の重要性について学んだ生徒たちは、今後、中央高校のホームページをよりよくする提案を考えていく予定です。

倉敷美術サンガ展(倉敷市)

倉敷市内で活動している絵画グループ「倉敷美術サンガ」による作品展が倉敷市立美術館で開催されています。
倉敷美術サンガは、倉敷公民館を拠点に活動している絵画グループです。サンガとはサンスクリット語で「仲間」の意味で、倉敷市の洋画家三宅 幹一郎さんの指導の下、現在、20代から80代のメンバー25人が、創作活動を楽しんでいます。会場には風景画や人物画、抽象画などの油絵や水彩画といったジャンルにとらわれないメンバーの力作60点が並べられていて、いずれもメンバーの個性あふれる自由な作品ばかりです。なかでも、メンバー20人による共同制作した作品は、20枚のキャンバスを組み合わせてた縦およそ3・6m、横およそ2・4mの大作で、版画家の棟方 志功をモチーフに、メンバーそれぞれの持ち味を活かした独特の色使いで描かれており迫力ある作品に仕上がっています。倉敷美術サンガ展は倉敷市立美術館で21日(日)まで開かれています。

(最終更新 07/17-18:58)


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