中国政府が非合法化している気功集団「法輪功」への弾圧反対を訴える集会の参加者=07年9月、神戸市内 中国が法輪功の情報提供要請 日本政府に、五輪抗議恐れ【北京17日共同】8月の北京五輪を控え中国公安当局が日本政府に対し日本在住の気功集団、法輪功のメンバーリストなどの情報提供を要請していることが17日、分かった。日中関係筋が明らかにした。個人情報保護のため日本側は拒否しているが、中国当局は開会式などでの法輪功による抗議活動を極度に警戒、非公式ルートなどあらゆる手段を講じて法輪功関係者の入国に関する情報収集に全力を挙げている。 中国当局は、非合法化している法輪功による抗議活動を、新疆ウイグル自治区の独立派などによるテロと並ぶ「安全面での重大な脅威」と位置付ける。しかし日本では平和的な示威活動を通じて中国批判などを行う法輪功は合法組織で、両国間の法輪功への対応はギャップが大きい。 中国が査証(ビザ)免除で観光客の入国を認めてきた国は日本、シンガポール、ブルネイの3カ国だけ。五輪を前にシンガポールについては7月からビザ免除措置を停止。ブルネイは人口が少なく、査証免除で大量の観光客が来るのは事実上日本だけだ。
【共同通信】
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