講演会で「イムジン河」を歌う
7月16日(水) 午後まで時間があるので「紺屋地獄」へ。山あいにある別府温泉保養ランドは「どろ湯」で知られている。照りつける太陽の暑さに白いテントがひときわ映える。受付の女性によれば「ガソリン代が値上げしてから客が減った」という。「どろ湯」にはびっくり。まさに灰色の泥のなかにズブリと沈む。「どろ」は鉱泥で水に比べて5倍の熱保有度がある。水ほど熱さを感じさせないのが特徴。屋内4浴場、露天4浴場。1050円で1日楽しめる昔ながらのひなびた温泉だ。大広間の畳で大の字になって寝ころぶ。中学生男女6人は社会見学でここに来たという。テレビでは大分県教師の「口利き」問題で、小学校だけでなく中学でも不正合格があったと報じていた。中学生に「どうなの」と聞けば「うちの先生大丈夫かしら」。小学校では半数が不正合格。すべて取り消しの方針が出たが、現場は混乱するばかり。県議の「口利き」や疑惑の国会議員秘書にまでメスを入れるべきだ。大分県だけではないだろう。小泉首相の秘書官だった飯島勲氏が「口利き」をしていたことを自らの著書で吐露していたと「週刊新潮」は書いている。取材拒否とはなあ。別府パストラルへ。在日本大韓民国婦人会九州地区の研修会で講演。南紀白浜の懇親会で「釜山港へ帰れ」を歌ったと冒頭で話したところ「歌って〜」の声があちこち。そこで「イムジン河」を披露。朝鮮半島の南北分断を嘆く歌は、高校時代の想い出でもある。その流れで都はるみさんと美空ひばりさんのエピソードを紹介し、本題であるメディアの問題を話す。講演会で歌を歌うなんて初めてのことで冷や汗もの。徐元喆国際局長と竹島問題、金剛山での射殺事件などで意見交換。大分から羽田。
最近のコメント