フジテレビ系「とくダネ!」のキャスター、小倉智昭(61)が8日、都内で行われた同局の「北京オリンピック放送」制作発表に出席し、デイリースポーツに挑戦状を突きつけた。生番組のキャスターとしてアテネ五輪に続いて携わる小倉は、メダル獲得予想で当時、「『小倉、まさかの大量予想』とデイリーに書かれた」といきなり4年前の恨み節。北京五輪では「金12個、銀と銅で23個」と数字を上げ、デイリースポーツ予想の「金9、銀4、銅10」と真っ向対決。さて、この場外バトル、軍配はいかに。
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「あの時、デイリースポーツに『小倉、まさかの大量予想』『とんでもないこと言った』と書かれたんだよ」-。小倉が4年間ためていたうっぷんを口にした。
04年のアテネ五輪前、番組内で発表した予想メダル獲得数は「金16個、銀と銅で22個」。実際、日本選手団は金16個、銀と銅21個獲得し、確かな目を証明。それだけに本紙への当たりも強く、会場からは「おー」との驚きの声が上がったほど。
アテネでは現地に飛び、「16個すべての金メダル獲得の瞬間を目の当たりにした」という「縁起のいい男」は、今年も「金メダルを目の前で見たい。その感動をみなさんにお伝えしたい」と気合満々。
気になるメダル数は、「今回は金12個、銀と銅で23個だと思ってます」とキッパリと言い切った。デイリースポーツ予想より、合計で10個多い予想だが、前回、アテネ五輪で金メダル数をピタリと当てた小倉はその千里眼で、北京五輪での「メダル大量獲得」を見通した。
同局では、小倉のほか、スペシャルキャスターの古田敦也氏(42)と相武紗季(23)、柔道コメンテーターとなる井上康生氏(30)、スペシャルキャプテンのダウンタウン・浜田雅功(45)らが五輪中継に携わる。
キャスター初挑戦の井上氏は「本当だったら選手として出場して金メダルが取りたかったけれど、コメンテーターとして選手と一緒に闘う」と熱い思いを吐露。浜田も「強引に社長室に連れて行かれ、『またお前がやれ』とコウちゃん(豊田皓社長)に言われた。またフジテレビにはめられた」と笑わせていた。