2008年04月21日

ちょっといいです。紙ジャケットの「アヴァロン」。


avalon.jpg

いわずと知れたロキシー・ミュージックの名盤です。ぼくが買ったのは「紙ジャケット仕様」ってやつなんですが、これ、なかなか面白いです。

その昔、音楽の記録メディアとして「レコード」というものが使われていた時期がありました。直径30cmのプラスチック盤に刻み込まれた情報を針で物理的に読み取るという超アナログなこのメディアは今ではほとんど使われていません。でも、サイズがでかいのでアートワークとかもそれなりに凝っていて、とびだす絵本みたいな凝ったギミックを組み込んだものもあったようです。CDとはまた違う趣があったという方も多いようです。

今では音楽はネットからダウンロードしてシリコンに記録してしまいますから、レコードやCDのように「モノ」として手元に置いておく必要はなくなりました。そんな中で、この「紙ジャケット」というのはオリジナルのレコードジャケットをそのまま縮小して復刻したりしているらしく、ちょっとしたコレクションアイテムにもなっているらしいです。この「アヴァロン」にも、昔レコードに入っていた解説とかも入っていて、なんかミニチュアのおもちゃみたいな面白さがあります。

どうも人間というのはなにかを集めるという習性があるようで、デジタルデータだけで手元に何も無いというのはちょっと不安になるようです。たまにはこんな紙ジャケットのCDとかで物欲をちょっと満たしてやるのもいいのかもしれません。

 

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