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日本はデモまで許認可の対象! 当局の許可を得て警官が同行する“管理デモ”の違和感
09:09 07/12 2008
 
出発地点の芝公園で。既にこの時から警察官が見守っていた。

 『ミクシー』や『YouTube』で盛り上がったフリーチベット系のデモに、7月5日、初めて参加した。若者を中心に2百名近くが参加したが、興味深かったのは、私服警官含む警察がデモに帯同していたこと。警視庁によれば、デモを行なうには、各自治体の公安条例に基づき事前に公安委員会に申請し、許可を得なければならず、許可を得なければ公安条例や道交法違反で取り締まられる。当局の事前許可を得て、歩くコースまで指導され、終始警官に付き添われるという「牙の抜かれ方」だ。

【Digest】
◇大声で叫ぶシュピレヒコールは、意外と気持ち良い
◇デモで何かが変わるのか?
◇デモには許可がいる

 折りしも韓国では、李政権の退陣を求め5万人がデモや集会に集まったという。そもそも自然発生的に公の場に集まり、多少の混乱とともに、自由に既存の秩序に異を唱えるのが憲法で保障された「集会の自由」であり、本物のデモではないのか。


 初めてデモというものに参加してみた。

 7月5日、【対中外交】 国民の怒りの声を聞け! なるデモが東京都で行なわれた。デモの趣旨はフリーチベットから発した日本政府の中国に対する外交政策。そして去る4月26日に長野で行なわれた聖火リレーの際に参加者が感じた言論弾圧に対して国民の怒りの声を聞け!というものである。

 日本の民主主義はアメリカに与えられたもので、「自分たち国民の力で勝ち取ったものではない」などと言っていた記者も、実はデモ行進なるものに参加するのは生まれて初めてである。

 当日の5日は前日までの梅雨空が嘘のように晴れた。デモの集合時間であった正午には、気温は35度にもなり、地下鉄御成門の駅から集合場所の芝公園に着いた時には汗びっしょり。これから2時間近くも歩くのかと思うと、正直、げんなりしてしまった。

 記者がこのデモに参加しようと思った動機は、このデモの発端が、マスコミ報道ではなく、ミクシーなどのインターネット上から起こったという経緯に興味深いものを感じたからである。今後の新しいデモの発生形態になるのかもしれない。

 手短にその経過をお話すると、4月26日に長野で行なわれた聖火リレーに「フリーチベット」行動として参加した男性が、現場で長野県警やマスコミが取った行動に対して憤りを感じた。しかし、彼が憤りを感じた事実を多くのマスコミは報道しなかった。そこで彼は長野での出来事をYou Tube やミクシーなどで発信した。すると5日間で30万アクセスという多くの人の共感を得て、7月5日にデモを行なおう!というアクションになったのである。

参照:
民放が伝えない本当の長野聖火リレーの真実 其の壱

長野聖火リレーについてミクシーで書いた日記に毎回、200個ものコメントを集めたアリさんの報告。

◇大声で叫ぶシュピレヒコールは、意外と気持ち良い

いざ出発!新橋を通って外務省の前へ

 

 集合場所には160名くらいの人数が集まり、簡単な趣旨説明の後にデモ行進はスタートした。参加者には乳飲み子を抱えた母親や子供づれで乳母車を押して参加する家族もいる。行進には警察官が何名も同行し、交通安全上の問題などに気を使って行進を守ってくれていた。

 行進ルートは芝公園から新橋を通り、外務省の前を通って、日比谷公園へと達するものだ。デモ参加者は5列となってアスファルトの上を歩き出した。

 デモの列には拡声器を持ったスタッフが数名いて、シュピレヒコールを行ない、それに参加者が追従するように声を上げながら進んでいく。

 そのシュピレヒコールの内容は、以下の通りである。

各自、抗議のメッセージを書いたボードを持ってシュプレヒコールの声を上げる。

 

 「日本政府は中国に媚びるな
 中国に媚びる政治家は支持しない
 弱腰外交はやめろ
 拉致被害者を救出しろ

 中国の人権問題から目をそらすな
 首相の五輪出席はやめろ
 人権なくして五輪なし
 長野聖火リレーを忘れないぞ
 我々は助けたい
 チベットを助けろ
 フリーチベット
 ウイグルを助けろ
 フリーウイグル
 内モンゴルを助けろ
 フリー・インナー・モンゴル

 我々は怒っている

 中国に媚びるマスコミはいらない
 長野聖火リレーを忘れないぞ
 日中記者交換協定を撤廃しろ
 マスコミは目をさませ
 我々は見ているぞ
 正しい報道をしろ

 我々は待っている
 日本人よ目を覚まそう
 我々は信じる
 日本を信じる」

 記者も拡声器の声に合わせて、大きな声をあげて歩いた。意外と気持ちがいい.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。




参加者は200名を超え、警察官が随時、帯同してデモを見守っていた

 

 

+++ 記者コメント +++
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468  13:22 07/17 2008
アリ氏についてですが、申請者でも主催者でもなくあくまでも一スタッフとして協力していただきましたが途中で自らスタッフを辞退しており、辞退後はアリ氏とこのデモは一切無関係となっております。デモ後13日には75実行委員会からアリ氏に対する決別宣言も正式に表明されています。このような背景がありますので、記者の方配慮よろしくお願い致します。

468  11:48 07/17 2008
拝見させていただきました、デモスタッフをさせていただいた者です。このデモ企画はミクシィだけではなく、ミクシィと2ちゃんねる大規模オフとの共同企画として進められたものです。ミクシィだけで行われたものではないという事をご理解下さい。

七転び公安  23:09 07/14 2008
主催者、警察、マスコミ、その他諸々が力を合わせて準備し、牙を抜かれて出発する日本のデモ隊(過激派含む)。それなのに逮捕者が出るケースがあるのは、一部参加者の暴発(つまりハプニング)なのか、それとも逮捕者込みのパックツアー設定なのか。疑問に思ったら即参加、即体験!それが難しい時は、デモ隊先頭付近でのいけにえ争奪戦の模様(動画)を某セクトのサイトあたりで即閲覧!桜田門の差配には敵わない。

国民代表  20:04 07/14 2008
警察は腰抜け集団だ。許可が必要だのと愚痴る必要自体ない。 文句を言ってきたら、サインしてやるから書類を持ってこい、と指示してやればよいだけの話です。

記者  14:35 07/14 2008
他の国ではどうなのだろう?と気になってフランス人の友達に聞いてみました。 友達曰く「デモをするのにはフランスでも警察の許可が必要。事前に警察に報告して、新聞社を呼んでって準備万端で行われる。何日からデモがありますという情報があって、大きなものになると事前に何日も前からバリケードを張ったり、警察をおいたりするんだ」 という事です。韓国などはどうなのでしょうね?ご存知の方、教えて下さい。

へっぽ子  10:41 07/13 2008
実際問題、デモ行進は5列横隊ぐらいで歩かないとダメな訳です。 そうなると、車道の1車線を占有する必要がある。 そうなると、警官による協力(当該車線を通行止め)が必要となる。 仮に、警察の協力抜きでデモやるなら、歩道を歩かなければいけない。 通行人の邪魔にならないためには、1列か2列横隊で歩かざるを得ず、 伸び伸びになってしまいます。

すずめ  10:14 07/13 2008
管理するのは、暴徒と化さない為と思いますよ、不思議なのはチベットの実態どれだけご存知ですか?出来たら拉致被害も、デモしてね

からす  19:53 07/12 2008
フリーチベットも結構だが、沖縄に対しても同じ熱意が本来無ければウソですよ。自国民の人権が毎日蹂躙されても平気なんだから。

牛男  16:34 07/12 2008
わが国は、自由を基本とした民主主義国だよね!ビラ、デモなど、警察、自衛隊に監視され、まるで戦前の憲兵、警察国家を想起させる昨今ですね!

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