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米国産牛肉:ハンギョレ新聞1面に虚偽広告

 「警察がキャンドル集会に参加したデモ隊の女性を死亡させた」というウソのうわさをインターネットを通じて広めた疑いで、首都圏のある地方紙の記者、チェ某容疑者(48)が逮捕されたにもかかわらず、「女子大生死亡説」に関する書き込みや画像、動画などがインターネットなどを中心に今も飛び交っており、警察が捜査に乗り出した。

 ソウル地方警察庁は16日、「すでに虚偽であることが判明しているにもかかわらず、いまだにインターネット上では“女子大生死亡説”に関する討論が続けられている」とした上で、同日付のハンギョレ新聞の1面に広告まで掲載して虚偽の事実を広めようとしていることに関し、徹底的に調査し、法的手段をもって厳しく対応する」と明らかにした。

 「女子大生死亡説」は、チェ容疑者が先月2日、インターネット・ポータルサイト「ダウム」の討論掲示板「アゴラ」に「わたしが目撃した光化門の現場」という題名で「今朝、警察がデモ隊を逮捕する過程で、20、30代と思われる女性が首を締められ、その場で即死した」という文章と、その写真を掲載したことで広まった。

 警察は「現場で死亡したとされる人は、当時呼吸困難に陥り倒れたソウル警察庁所属306中隊のパン某巡査(22)であることが確認された」と発表したが、「女子大生死亡説」はその後もインターネットを通じて拡大していった。

 警察によると、今月2日に「ダウム」の動画掲示板である「TVパット」には、「警察が発表した、心肺蘇生術の治療を受けたという警察の写真と、死亡説で掲載された女性の写真が全然違う」という題名で、先月1日のキャンドル集会の現場の状況と、逮捕されたチェ容疑者が掲載した写真をつなぎ合わせた動画が掲載されたという。

 また、今月8日にはインターネット・ポータルサイト「サプライズ」に「逮捕されていった友だちを呼び求める切ない叫び声」という題名で、過去のキャンドル集会の現場の動画を刺激的に編集した「女子大生死亡説」が掲載された。

 さらに16日、ハンギョレ新聞の1面下段には「人を探しています」という題名で「警察は、心肺蘇生術の治療を受け、ワゴン車で運ばれていった人が警察官だったと主張しているが、ネチズンはこの事実と関連し、疑問を拭い去ることができない」とし、当時の状況を間近で目撃していた人の証言を求める広告が掲載された。

アン・ジュンホ記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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