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【滋賀】ポルトガル語パソコンが人気 長浜「ミスター・リンク」が製造2008年7月17日
在日ブラジル人向けのポルトガル語のパソコンが人気だ。製造するのは約3000人のブラジル人が住む長浜市神照町の「ミスター・リンク」。北海道から九州まで、多い月は100台が売れる盛況ぶりだ。 県内で14年間過ごしてきた日系3世ケイロス・ヒロユキさん(35)が代表。ケイロスさんを支える元びわこ銀行員の取締役田中朝雄さん(43)は「会話や平仮名はできるが、漢字が苦手な在日ブラジル人は多く、ポルトガル語のパソコンは重宝がられる」と話す。 同社は基本ソフト(OS)をポルトガル語にプログラム。本体もハードディスクやメモリー、電源など10点ほどの部品を社内で組み立て、自社ブランドで販売する。購入者の問い合わせもポルトガル語で受け付ける。 使い道は、毎月一定料金で通話し放題のインターネット電話が多い。在日ブラジル人が本国の実家と自由に連絡するためで、10−35万円のパソコンを実家と自分用に2台買う人もいる。 同社は今後、国内の派遣会社向けにソフトウエアの開発を目指すほか、長浜市で日本人向けのパソコンの修理に手を広げたいという。問い合わせは同社=電0749(65)6330=へ。 (勝間田秀樹)
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