祇園祭 山鉾巡行
京都の祇園祭は17日が山鉾巡行です。祭のクライマックスを一目見ようと、朝から大勢の観光客が詰めかけています。
午前9時、32基の山や鉾の先頭を切って長刀鉾がゆっくりと動き出しました。
途中、四条通を横切って張られた注連縄(しめなわ)を神の使いである稚児が切り落とします。
巡行の最大の見せ場は、山や鉾が交差点で90度向きを変える辻回し。
水をかけた竹の上を横滑りさせて少しずつ方向を変えると、観客から大きな歓声と拍手が送られました。
今年は、ユネスコの世界無形文化遺産への登録を目指して山や鉾の重量測定が行われ、先頭の長刀鉾は人が乗った状態で11.1トンとわかりました。
17日は、昼過ぎまでに20万人の見物客が見込まれています。