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2008-07-17 jueves
■[スペイン]大手不動産会社マルティンサ-ファデサ社倒産、史上最大と
大手不動産会社マルティンサ=ファデサ社が15日に債務不履行を申し立てた。負債総額は70億ユーロ以上と見積もられており、スペイン史上最高額。同社はスペイン全国に手広くマンションなどを建設、販売しており、その数は38都市25,767軒に上る。うち既に売約済みの住宅は12,578軒。同社では建設中の住宅は完成させるとしているが、実現の可能性は低い。同社は、ポルトガル、モロッコ、メキシコ、フランス、ポーランド、ルーマニア等外国でも55,582軒の不動産を販売している。同社では従業員234人を解雇したが、労働組合では建設請負会社の労働者ら2,500人も影響を受けるのは必至と見ている。マドリッド証券取引所でも早速影響が出、15日のIBEX35株価インデックスは不動産業・金融業を中心に一時前日より4.5%まで下がったが、終値では2.55%下げ。(spainyaニュース)
スペイン主要銘柄の株価,Ibex が2.55%下がりました. この動きの原因は 不動産会社大手 Martinsa−Fadesa社の支払い延期で,債権者の中の1社である バンコ・ポプラルは 6%株価を下げることになりました.
株価下落の引き金の元となった Martinsa−Fadesaの株価は わずか1日で 20%ほど下落,不動産業界の落ち込みをはっきりと表すことになりました. そして,Ibex-35 は291.40ポイント下げ,2.55%の下落,11,151.60ポイントとなり,2006年1月以来の落ち幅となりました.
主要銘柄も株価を下げる企業が目立ち,サンタンデール が2.49%,テレフォニカが 1.28%,BBVA が2.97%,レプソル 2.69%,イベルドロラが 3.67%下げています.
カハ・マドリッドは 火曜日に 同銀行に対して 10億ユーロの負債を抱える Martinsa−Fadesa社に対して 問題解決のために 2億5千万の融資を行うと発表,バンコ・ポプラルも 1億ユーロの融資を発表しましたが,これだけでは不十分というのが市場の見方のようです.
各銀行が持つ負債額は はっきりされていませんが,バンコ・ポプラルが 4億ユーロ,ラ・カイシャが7億ユーロ,カハ・マドリッドが10億ユーロほどだとみられています.
いやはや > ゼネコン最大手であるMartinsa−Fadesa社の現在発表されている負債は51億ユーロ(約8兆500億円)、880人の社員で換算すると1人辺り580万ユーロ(約9億7000万)だそうですね。
さらには手附金支払い済みの買手がいる建設中(中断)の物件が何と8000所帯もあるそうです。 関連会社の倒産や失業者の続出も懸念され、スペインバブル崩壊の大きな波がいよいよ立ち始めましたね。
しかしこの調子いけば、不景気/景気後退+インフレ=スタグフレーションに一直線です。(あんな話こんな話2008/7/16)
こちらにもヨーロッパの不動産不況の現状がスペイン中心に書かれてます。
→スペインが崩壊する中で忍び寄る不況 - 今日の覚書、集めてみました
■[スペイン]スペインの絵本作家作家のチェマ・エラスさんサイン会
スペインで異例の2万部を売り上げ、日本でも翻訳版が人気を集めている絵本の作家夫婦と挿絵画家が来日し、13日から都内でサイン会と講演会を開く。
作品は、年を取ったのを理由に外出を嫌がるおばあさんを、おじいさんが励ます物語。ユーモアに富んだ例えと、心温まる夫婦のやりとりが「大人でも楽しめる」と話題を呼び、英語や中国語に翻訳された。日本でも昨年、福原麻希さんの訳で童話屋(杉並区)から出版された。同社によると、50代以上の読者から反響が多く、贈り物としても人気があるという。
作家のチェマ・エラスさん(50)は「夫婦であっても思いを言葉にして相手に伝えることの大切さを知って欲しい」と話している。
サイン会は13日と19日、ブックハウス神保町(千代田区神田神保町2、(電)3261・5691)で。午後2時〜午後4時。講演会は18日、セルバンテス文化センター東京(千代田区六番町2、(電)5210・1800)で午後7時から。(読売新聞)