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中国で日本米が大量の売れ残り

 日中両国政府の合意に基づき日本が中国に輸出したコメのうち、追加輸出分の約3割が売れ残っていることが17日、明らかになった。

 輸出された日本のブランド米の価格が中国産の数十倍もするため、消費者が敬遠したとみられる。富裕層を中心に日本米の需要をつくり出し、年間コメ消費量1億3000万トンとされる巨大市場への進出を目指した日本の輸出戦略は早くも見直しを迫られそうだ。

 中国へ輸出したのは、新潟県産コシヒカリと宮城県産ひとめぼれ。2007年7月に北京と上海で売り出された計24トンは完売。さらに追加輸出した100トンを北京、上海だけでなく、天津や広州など計13都市で今年から販売している。

 しかし関係者によると、追加輸出分は2月の春節(旧正月)後に販売が落ち込み、6月末までに約30トンが売れ残った。日本の農林水産省の担当者は「日本のコメは当初、中国メディアも報道し話題となった。春節前後まで企業などが贈答用として購入したが、一般の家庭にまで浸透しなかった」と分析する。

 中国での販売価格は2キロ当たりコシヒカリは198元(約3000円)、ひとめぼれが188元。安全検査費用や中国の業者に支払う手数料が価格を押し上げ、台湾、米国、シンガポールなどに輸出している日本のコメと比べても高いという。

 農水省は「これまでのようなペースでの輸出を続けるのは難しい」と予測。今後は、販売するコメの種類を増やしたり、中国で販売手数料の引き下げを促したりすることにより、中国の消費者への浸透を目指す考えだ。

 日本のコメ輸出は03年に中国の検疫制度改正に伴い停止されたが、07年4月の温家宝首相の訪日時に両国政府が輸出再開で正式合意した。

 [2008年7月17日8時29分]


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