17日午前4時ごろ、愛知県幸田町坂崎の電機工場守衛室に、ブラジル人男性が「女性が刺された」と救護を求め、工場の警備員(53)から119番通報があった。女性は病院に運ばれたがまもなく出血性ショックで死亡した。女性の胸や首などに数カ所の刺し傷や切り傷があることから、県警岡崎署は殺人事件とみて調べを進めている。
同署によると、死亡したのは同町菱池の中古車販売会社員原田留美さん(36)。同社取引先の中古車販売業のブラジル人男性(35)が、負傷した原田さんを車に乗せて工場まで運んできたという。ブラジル人男性は「後ろから来た車と交通トラブルになった。車から降りてきた3人組の男が助手席の原田さんをいきなり刺した」などと話しているという。同署はこの男性から詳しく事情を聴いている。