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【岐阜】新ドクターカー発進 県立多治見病院で出発式2008年7月17日 救命率を上げるため、医師が緊急車両の指定を受けた一般車を自ら運転し、救急現場に駆けつける新型ドクターカーの出発式が十六日、多治見市の県立多治見病院であった。 四月に公布・施行された道路交通法の改正施行令で新設された制度で、同病院が全国に先駆けて導入。車両は白のトヨタ・プリウスで、同市のヤマカ陶料の加藤智子社長が寄贈した。側面にドクターカーの愛称「DMERC」(ディーマーク)の文字が記され、無線機や赤色灯、サイレンを装備している。 出発式には関係者ら四十人が出席。加藤社長からキーを渡された舟橋啓臣院長は「ドクターヘリよりも小回りが利き、更に地域医療への貢献ができる」と話した。 今後は、救急担当の医師と看護師十六人が緊急車両の走行研修をする。東濃五市のほか可児市や愛知県瀬戸市の消防本部などと連携し、九月から実務運用を始める予定。 (志村彰太)
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