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「淡路恵子」か「三田佳子」か〜あなたと子どもの関係を考えてみよう


子どもの虐待や非行など、親子の距離の取り方が問われる事件が、メディアでは日常的に報じられている。社会面だけでなく、芸能ニュースでもそれは例外ではない。

ワイドショーやスポーツ紙などでも、二世芸能人の不祥事がしばしば報じられる。最近では三田佳子の二男、ロザンナの二男などが取り沙汰されたが、もっとも印象に残ったのが、4年前の7月16日に発覚した淡路恵子四男の不祥事である。

時代劇の大御所だった萬屋錦之介の実息で、かつては萬屋吉之亮という芸名で俳優だった四男が、淡路の留守宅で金品を物色中に逮捕。親族相盗例(家庭内の窃盗事件は家庭で解決してもらう)の原則から処分保留とされたが、淡路は厳罰を求めて自ら四男を告訴したため、実刑判決を受けたことが同日発覚したものだ。

四男はその3ヶ月前にも、淡路の後援者の寺の仏具4点を盗んで質に入れ、現金7万円を手にした窃盗で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けていた。その併合罪も適用されたため、執行猶予が取り消され、計2年の懲役に服することになったわけだ。

淡路は、仕事もなく荒れた息子について自分の存在が甘えの原因と気づき、その前年には弁護士立ち会いで親子の縁を切る念書も書かせていたという。

もう少し若ければ、突き放すだけでなく親子として話し合って……、などという見方もできるが、何せ四男は当時31歳だ。いくら淡路の育て方が甘かったとしても、自分で自分の人生に責任を持たねばならない年齢である。

淡路は会見で、「親子だからと簡単に済むと思われては本人のためにならない。私が警察に何としても逮捕してくださいと、お願いしました」「他人に迷惑をかけるのが大嫌い。刑に服するのが立ち直るきっかけになれば。面会には行きません。刑を終えても1人で生きてほしい。本当に真人間になるまでは絶対に会うつもりはない」と語っていた。

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(記者:顰見倣)


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