岡山放送局

2008年7月16日 21時8分更新

夜間の交通死者反射材つけず


岡山県内で、去年までの5年間に夜間、歩行中の交通事故で死亡した人全員が、車のライトなどに反射して光る夜光反射材を着けていなかったことが警察のまとめでわかりました。

岡山県警察本部では、平成15年から19年までの5年間に県内で起きた交通事故のうち、夜間に歩行者がはねられて死亡したケースについて、事故がどのような状況で起きたかを調べました。

その結果、死亡した152人全員が車のライトなどに反射して光る夜光反射材を着けていなかったことがわかりました。

また、死亡した人のうち65歳以上の人が92人と全体のおよそ60パーセントを占め、お年寄りが、夜間、歩行中に事故にあうケースが多いことがわかりました。

このため、県警察本部では、北京オリンピックの女子マラソンに出場する天満屋の中村友梨香選手が、夜光反射材をつけて走るポスターを今月からバスやJRの列車内などに掲示して、夜間、道路を歩くときは反射材を着用するよう呼びかけています。