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スーダン大統領の逮捕状請求、ICC主任検察官

  • 2008年07月15日 00:13 発信地:ハーグ/オランダ
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オランダ・ハーグ(Hague)で、スーダン・ダルフール(Darfur)地方での大量虐殺などの犯罪について会見する、国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)のルイス・モレノオカンポ(Luis Moreno-Ocampo)主任検察官(2008年7月14日撮影)。(c)AFP/ANP/KOEN VAN WEEL

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【7月15日 AFP】国際刑事裁判所(International Criminal CourtICC)のルイス・モレノオカンポ(Luis Moreno-Ocampo)主任検察官は14日、スーダンのオマル・ハッサン・アハメド・バシル(Omar Hassan Ahmed al-Bashir)大統領に対し、同国ダルフール(Darfur)地方での大量虐殺と「人道に対する罪」、戦争犯罪の容疑で逮捕状を請求したと発表した。

 モレノオカンポ検察官は、バシル大統領がスーダン西部の3民族に対する虐殺行為などを「首謀し、実行した」と指摘した。

 ICCが国家元首に対し逮捕状を請求するのは今回が初めて。

 一方、今回の逮捕状請求によって、ダルフール地方の緊張が高まることに加え、同地方からの援助関係者や平和維持部隊の追放につながるとの懸念が高まっている。

 また、スーダン政府は、ダルフール地方における和平の望みを破壊することになるとして、ただちに逮捕状請求をはねつける姿勢を示した。

 スーダン政府に対しては、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相がICCに協力するよう求める一方、国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長も、ダルフール地方に展開する国連平和維持部隊の安全を保証するよう求める意向を示した。(c)AFP

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