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韓国女性射殺:韓国政府の通知文、北が受信拒否

 韓国政府は15日午前と午後の2回、金剛山銃撃事件についての政府レベルでの真相究明作業に協力するよう北朝鮮に要求する通知文を送ろうとしたが、北朝鮮側は受け取りを拒否した。北朝鮮は12日にも韓国側からの通知文の受け取りを拒否している。

 統一部のキム・ホニョン報道官は「北朝鮮側は“(通知文について)上からの委任がないので、受け取ることはできない”と言ってきた」と明らかにした。韓国政府は北朝鮮が受け取りを拒否したことから、通知文の全文をマスコミに公開した。それには「北朝鮮が金剛山観光客のパク・ワンジャ氏を射殺した事実は衝撃的であると同時に、明らかな南北関係合意事項の違反である」と明記されており、真相究明に向けた南北当局での共同調査の受け入れ、関連する資料の提出などを北朝鮮側に要求している。

 具体的にはパクさん射殺事件について、▲(韓国側に属する)関係者の身体に危害を加えないことを保証した金剛山などの滞在合意書、▲観光客の安全と無事の帰還を保証した北朝鮮社会安全部長による1998年7月の身辺安全保障覚書、▲観光客の安全を保証した現代側とアジア太平洋平和委員会との1998年6月締結の契約書などに違反した、と指摘している。

キム・ミンチョル記者

【ニュース特集】金剛山で韓国人観光客射殺

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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